婦女暴行で逮捕された高畑裕太容疑者に対して、各メディアでは母・高畑淳子による「親の七光り」を指摘する報道が目立っている。だが、逮捕されるまでは、その演技力を評価する声が多かったことも事実。見事なまでの手のひら返しと言える状況だが、当の裕太容疑者にはどんな評価があったのか。テレビ誌のライターが検証する。
「出世作となったNHK朝ドラ『まれ』では『母譲りの演技力で大抜擢!』と絶賛されていました。ほかにも『全力投球』とか『熱のこもった演技』など歯の浮くような賛辞が並んでいます。ここで共通しているのは『熱い』というキーワード。もし二世俳優でなかったら、やる気が空回りしていると評されていたかもしれません」
ここで知名度を上げた裕太容疑者は単発ドラマを中心に経験を積み、逮捕直前の7月クールでは『仰げば尊し』(TBS系)と『侠飯~おとこめし~』(テレビ東京系)の2本に同時出演。前者では不良を、後者ではオタクを熱演し、演技の振れ幅がスゴいと絶賛されていた。一方でメディアではこんな的外れの評価もあったようだ。
「高校球児だったことや短大で演技を学んでいたことから、演技に対してストイックだとか、役者以外のことに興味を持っていないと評されることも多かったですね。しかし実際には性に対する並々ならぬ欲望の持ち主であり、ストイックさとはむしろ縁遠い人物だったわけです」(前出・テレビ誌ライター)
演じる役になりきる姿には「役が憑依したようだ」との評価もあった裕太容疑者。だが実際には、性への欲望に憑依されていたようだ。
(金田麻有)