1月21日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS)にて、お笑い芸人の明石家さんまが、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)のドッキリ企画舞台裏を明かした。
この日、さんまが言及したのは、1月11日と18日に2週連続で放送された「水曜日のダウンタウン」の「身代わり数珠つなぎカラオケ」企画。千葉県の山奥に設置したカラオケボックスに芸人を閉じ込め、電話で呼び出した芸能人が、自分よりも高得点を出せるかを競うもの。得点が自分を上回れば脱出が許可され、今度は呼び出された側の芸能人が身代わりとして閉じ込められるというルールだ。
監禁ターゲットはコロコロチキチキペッパーズのナダルに始まり、様々な芸人を呼び出そうと模索する中、歌が得意な先輩芸人・水玉れっぷう隊のケンが標的に。自慢の美声を披露し、ナダルを上回る得点を叩き出してしまい、次なる監禁者となった。
そのケンが電話をかけたのが2年後輩の次長課長・河本準一で、河本は深夜1時過ぎにもかかわらず、東京から約4万円ものタクシー代をかけて千葉の山奥へ。終始、気が乗らない様子で「ほんましんどいわ」「ケンさん、こんな人ちゃうやん」と愚痴をこぼしながら現場に駆けつけた河本だったが、さんまが「ヤングタウン」で明かしたところによれば、やり取りしているのをすぐ近くで見ていたのだという。
河本に電話があったのは、さんまとともに大阪から東京へ帰る最終の新幹線内で、ケンからの誘いを「ドッキリですよね?」「こんなの行けませんわ」と渋る河本に対し、さんまは「アホか! 行け!」「行ったら放送になる」と説得。これに河本は渋々ながらも千葉の山奥に向かったという。また、さんまは「昨日、偶然、河本とご飯食べてたんですけど、この話してました。『この4万円は会社に請求していいんですか?』『テレビ局が払うんか?』『ギャラに上乗せするんちゃう?』とか言うて」と高額なタクシー代について不満タラタラだったようだ。
「わざわざ深夜に怪しい案件を引き受けた河本の芸人根性は見事なものですが、タクシー代にまつわる2人の会話に関しては、世間から『もう払われてるのかと思った』『そこは水ダウが出してやれよ』『制作費の一部なんだからTBSが支払わなかったら問題だと思う。というか帰路についてはタクシーチケット渡してると思ってた』などと驚く反応が。帰りも含めれば、往復は8万円に達している可能性もあり、さすがに局が払うべきとする声が多かったですね」(テレビ誌ライター)
なお、歌の得点ではケンを超えることができず、運良く監禁は免れた河本。あとは交通費がギャラに上乗せされることを願いたいところだろう。
(木村慎吾)