女優の新垣結衣が1月25日、WOWOWのオリジナルドラマ「フェンス」に出演することが発表された。同作の脚本は野木亜紀子氏が担当しており、新垣とのタッグは今回で5作目となる。
同作は、女優の松岡茉優と宮本エリアナのW主演で、復帰50年を迎えた沖縄を舞台に東京から来た雑誌ライター“キー”(松岡)と沖縄で生まれ育った “桜”(宮本)がバディとなり、ある性的暴行事件の真相を追うというもの。新垣は特別出演で沖縄の精神科医・城間薫役を演じる。性暴力被害者の支援団体に協力し、登場人物達に大きな変化を与えるという重要な役どころだ。
新垣は出演発表にあたって、「このような題材で作品を作るのはとても難しく勇気のいることだと思いますが、私は台本を読んで、各々の立場が抱える息苦しさや辛い現実だけではなく、個人に対しての希望や愛情を感じました。沖縄の人たちが皆それぞれの思いで、はたまた自分でも気づかないうちに少しずつ分け合って持っているであろう漠然としたしこりのようなもの。目に見えないフェンス。今より多くの人に知ってもらい、皆さんのすぐそばにあるものとして何か感じてもらえたらいいなと思っています」とコメントを寄せた。
脚本を務める野木氏と新垣はこれまで、13年放送の「空飛ぶ広報室」(TBS系)、15年の「掟上今日子の備忘録」(日本テレビ系)、16年の「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)、18年の「獣になれない私たち」(日本テレビ系)でタッグを組んでおり、今回が5作目となることで、ネット上では《野木さんとガッキーの組み合わせは魅力的》《野木さんの台本とても楽しみです。新垣結衣さんは、故郷沖縄への熱い思いがあるのでしょう《いいお仕事選びをしていますね》《野木亜紀子×新垣結衣キター!!絶対見る!》との声が続出している。
「とりわけ、『掟上今日子~』の配信を期待している人が多いようですね。新垣と野木氏がタッグを組んだ過去作の中で唯一、地上波で再放送されず配信サービスでも観られない作品が同作です。小説家・西尾維新氏のミステリ『掟上今日子』シリーズが原作で、いくつかの謎を残したまま終わったため続編も期待されていました。日テレ系で放送されていたので通常は、日テレ傘下の『Hulu』で配信されていてもおかしくないのですが、なぜか現在までありません。代わりにCSチャンネルの『日テレプラス』では再放送されたことが何度かあったので、権利関係が背景にあるのかもしれません」(芸能記者)
これを機に新垣×野木タッグ作を制覇したい人のために、「掟上今日子~」を配信サービスで解禁してほしいところだ。
(柏原廉)