冬の肌悩みといえば、乾燥ですよね。ひどくなると、肌が粉を吹いたようになることも。放置すると、小ジワやシミ、たるみなどの肌トラブルを加速させてしまいます。では、どのように対策していけばよいのでしょうか。実は、乾燥肌は普段のスキンケア習慣が原因となることもあるようなんです。
例えば、「かゆみ・肌荒れ 医師が教える最強ケア」(マキノ出版刊)によると、石鹸類に含まれる界面活性剤に肌が触れると表面から皮脂を取り去ってしまうそう。石鹸類は部分的に使うのが好ましいようです。また、肌をこすったり体温より高い温度のお湯や蒸しタオルを肌に当てたりするのもNG。角質内の細胞間脂質を溶かしてしまうので、バリア機能を低下させてしまうのだとか。
水分の与え過ぎにも気を付けなければなりません。角質層がふやけてもろくなり、かえって肌が乾燥してしまうのだとか。洗顔は1日2回以下がよいようです。
そして大切な保湿。化粧水やクリーム、軟膏の塗り方も大事です。皮膚科医の安部正敏さんの著書「皮膚科専門医が見た!ざんねんなスキンケア47 細胞科学が教える効果アップの肌ケア法」(学研プラス刊)によると、スキンケアのときの化粧水や美容液などをくるくると指で肌に回しながら塗るのは効果が期待できないのだとか。肌により浸透させるポイントは「横に塗る」で、皮膚のキメ・シワに沿って塗ると、化粧品や軟膏の有効成分が吸収されやすくなるそうですよ。
まだまだ寒く乾燥した日が続きますが、乾燥肌対策としてぜひ参考にしてくださいね。