寒さの厳しい時期に手足までしっかりと温まるように意識すると、床暖房やエアコン、電気ヒーターなどを長時間使ってしまいがちです。体の末端が冷えているのに我慢して過ごすのは大変ですし不調の原因になりますから、省エネ対策をしつつも冷えを防ぐ工夫を取り入れたいものです。次のようなグッズで、節電しながらも寒さ対策を徹底するのはいかがでしょうか。
■外からの冷気を遮断するグッズ
窓の隙間から室内に冷気が入ってこないようにするための「断熱ボード」。これを窓の前に立てかけておくと、室内を冷気から守ってくれます。冷気が通ることだけでなく窓の結露も気になるという場合は、窓自体に張り付けるタイプの結露防止効果のある断熱材を活用するとよいでしょう。
■室内用の手足温めグッズ
末端の冷えに直接アプローチできるグッズとしてオススメなのが、足が冷えにくい設計になっている「靴下」や水仕事などで冷えた手を温める「室内用手袋」です。身につけるだけですぐに寒さ対策ができる手軽さも魅力です。エアコンなどで室内温度を上げ過ぎると頭まで温まってのぼせやすくなりますから、省エネ対策としてだけでなく、体を温めつつも快適に過ごすための工夫としても役立ちます。
■小型ヒーター
足元専用の小型ヒーターや、デスクワーク中に手元を温めるための卓上ヒーターなど、「小型ヒーター」を上手に活用するのもよいでしょう。手足の温めグッズや服装で寒さ対策を万全にしたうえで、気になる部分にのみヒーターを活用すれば、最小限のエネルギーでより快適な環境をつくりやすくなりますよ。
これまで当たり前のようにつけていたエアコンや電気ヒーターなどの使用時間を減らしたり設定温度を下げたりしても「もっと快適に過ごせるかもしれない」という視点で寒さ対策を見直してみると、できることがみえてきます。自分にも環境にも優しい方法を模索して、より快適な温まり方をみつけてくださいね。
(Nao Kiyota)