フリーアナウンサーの古舘伊知郎が1月30日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、国際政治学者・三浦瑠麗氏に抱く「違和感」の正体を分析した。
目下、夫が代表を務める投資会社「トライベイキャピタル」に太陽光発電事業をめぐる10億円の詐欺容疑がかけられ、波紋を呼んでいる三浦氏。彼女自身は夫の会社経営に関与しておらず、東京地検の家宅捜索には全面的に協力するとしているが、世間からの反発は強まっているのが現状だ。
これに関し、古舘は「皆、三浦瑠麗さんを叩いてますよね」「これは何となく、私も含めて、三浦瑠麗さんが語ってる時に、何となくイヤな感じがしてるって思いがある人は、ここで一気にここぞとばかりに旦那の件で叩きまくってる感じがある」と持論を展開。
また、東京大学出身で博士号も取得している同氏について、「高学歴の人間にありがちな特権意識と万能感。これが私にとって、三浦瑠麗さんの発言の、内容以前に違和感だったのかなっていうところに帰着する」と述べると、「振り返ると、コロナで大騒ぎをしてしまう一般人に対しても、三浦さんは、指摘している発言が是か非かという前に、特権意識と万能感を感じてしまいました」と指摘。旧統一教会をめぐる発言でも「どこか上から」だったとしている。
三浦氏に対し、同様の意見を口にしたのは、彼女の友人でもある社会学者・古市憲寿だ。19年8月放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)の中で、三浦氏を「自然に偉そう」と表現すると「人のことをバカにする顔がすごく上手」とストレートに語っていた。また、古市が三浦本人にその旨を伝えた際には「私、正直だから」との返答があったと明かし、古市は「ちゃんとバカにしてるんだな」と確信したと振り返っていた。
このやり取りを受け、ダウンタウン・松本人志から「そもそも、人のことをバカにしてるんですか?」と聞かれた三浦氏は「“バカなこと言うなぁ”とか、“違うのになぁ”とかは思いますよ」と部分的に認めていた。
「三浦氏の“どこか上からな言動”に対する古舘の分析には、多くの共感の声があり、『言い得て妙』『同感です』『大正解ですね』などの反応がズラリ。三浦氏自身が投資トラブルを起こしたわけではないのにも関わらず、多くの批判が集まってしまうのはこうした理由からなのかもしれません」(テレビ誌ライター)
今頃、三浦氏は多くの報道を見ながら「違うのになぁ」とつぶやいているのだろうか。
(木村慎吾)