渦中の国際政治学者・三浦瑠麗氏が久しぶりに自身の見解を発表した。一連の報道には「驚いております」とのことだ。
夫・三浦清志氏の経営する会社が投資トラブルにより、東京地検から家宅捜索を受けていると報じられた三浦氏。1月20日には彼女自身が代表を務める「山猫総合研究所」の公式サイトより「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます」と表明すると、レギュラー出演していた情報番組も欠席し、音沙汰なしの状態が続いていた。
それからおよそ2週間が経過した2月6日、三浦氏は「山猫総合研究所」の公式サイトを更新し、「一部報道におきまして、夫のビジネスに関わる訴訟を担当している弁護士の方が旧統一教会関係者であるとの記述があり、夫に選任の経緯を確認しました。元検事の優秀な先生ということで5年前に取引先の業者にご紹介いただき、継続的に訴訟を担当していただいていたとのことでした。訴訟については、別の弁護士に担当を変わっていただくとのことです」と報告。続けて、「正直、報道を見て驚いております。私としましては、旧統一教会による霊感商法等の活動を一切容認するものではありません」と強調した。
一部報道によれば、三浦氏の夫の代理人を務める弁護士は、教団の会見に勅使河原秀行氏とともに出席し、マスコミに憤慨していた人物とのこと。また、三浦氏自身も昨年10月に出演したYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の中で、旧統一教会への多額の献金による家庭崩壊を「(親が)競馬でスったって同じじゃないですか。統一教会のいろんな手法は批判されるべきだけど、でも、統一教会なら救ってあげて、競馬なら救わないって法はないでしょ」と持論を述べ、賛否の声が上がっていた。
「世間からすれば、“競馬と同じ”という彼女の発言が、夫のビジネスに旧統一教会関係者が関わっているが故の擁護コメントだというイメージを持っても致し方ないところ。今回の声明では、当該弁護士を担当から外し、当然ながら教団の霊感商法を支持してはいないとアピールしましたが、完全に疑念を払拭するには至っておらず、『元検事で優秀な弁護士であれば、交代させる必要はないのでは?』『その白々しいコメントに我々が“驚いております”』『ブレブレでみっともない』などの苦言が並んでいます」(テレビ誌ライター)
コメンテーターとして辛口で世相を斬る姿は一部から好評を博してきたが、果たして再びその姿を見られる日は来るのか。
(木村慎吾)