俳優の小出恵介が2月14日、エンタメ系ニュースサイト「ENCOUNT」のインタビューに登場。かつて、ハリウッドの大作映画で役をつかむも降板となった過去を明かした。
記事によると、小出は17年に起こした不祥事の後、2年間のニューヨーク修行を経験。その際、演劇学校で学びながら、CMや映画のオーディションにも積極的に参加していたという。
「そこで手にしたのが22年に公開されたブラッド・ピット主演の映画『ブレット・トレイン』での役。同作は伊坂幸太郎氏の小説『マリアビートル』が原作で、京都行きの新幹線を舞台に殺し屋たちが騙し合いや殺し合いを繰り広げるサスペンスです。小出によると途中の駅でアタッシュケースを渡す役を演じる予定だったが、直前で理由もわからないまま降ろされてしまったそう。目の前まで来たチャンスをつかみ損ねた出ですが、『引き続き挑戦はしていきたい』と前向きに語っています」(芸能ライター)
ネット上では《日本での不祥事と考えるのが普通と思うが》《小出氏を起用することで作品に余計なオプションがついてしまうことを嫌ったのだろう》《スポンサーが起用したいと思わないと思う》など、17年の不祥事と絡めて推測する声が大半。とはいえ、ハリウッドは司法判断を重視すると言われており、小出は不起訴処分になっていることから、降板劇とは関係にないようにも思える。
「ほかには、小出がアメリカの米国俳優組合、いわゆるユニオンに未加入だったことも理由として考えられます。ハリウッド映画は基本的にユニオンが定めた規定に基づいて製作されており、キャリアを積んだ俳優はよほどのことがない限りユニオンに加入します。そうすることで報酬、就労時間、食事、休みなどについて、規定に守られた環境で働けるからです。小出は現地のCMに3本出演したようですが、『撮影はするものの、どこでどのように使ってもらったのか、まったくわからないんです』と語っています。ユニオンに加入していれば、事前に何種類のCMを作るのか、媒体はどこか、どんな用途かなど事前に詳しい説明があるはず。ノンユニオンであるがゆえに、製作前にしっかりと交渉できていなかったのではないか」(前出・芸能ライター)
小出は日本では知られていても、アメリカでは簡単に首を差し替えることができる“新人俳優扱い”だったのかもしれない。
(柏原廉)