「我が子には幼いうちからたくさん考えて学んでほしい!」と思って知育ドリルや知育おもちゃを用意したものの、「全然遊んでくれない……」というケースがよくあります。単にまだその時期ではないという場合もありますが、工夫次第では集中して取り組めるようになることも。次のような作戦で取り組んでみるのがオススメですよ。
■1回の挑戦は短時間で済ませる
子どもは、一生懸命考えて「大正解!」となると、うれしくなって「もう満足」と飽きてしまうことが多いもの。無理に長時間やらせると嫌になってしまうため、1回の挑戦は「またやりたい!」と思えるくらいの短時間で終えるのがよいでしょう。1日に長時間やるよりも少しずつ毎日取り組むほうが、子どももやり方や考え方に慣れて自分から手を伸ばしやすくなりますよ。
■新しいことばかりをやらない
毎回分からないことばかりでは楽しく取り組みにくいもの。これまでにできたことを何度もやってもOKです。「やっぱりできる!」と自信がついてから、少しレベルアップした似た課題や遊びに取り組むようにすると、モチベーションを高めやすくなりますよ。
■親が一緒に楽しむ
子どもに「1人でやってごらん」と言うだけではなかなか難しいもの。見本となる気持ちで親子一緒に取り組み、会話を楽しみながら挑戦しましょう。大好きなお母さんの真似っこや一緒にできる遊びなら、「たくさんやりたい!」と前向きに取り組みやすくなります。
「興味は持ってくれるのに、すぐ他のものに気が移ってしまう……」という場合は、いま取り組むもの以外のおもちゃや絵本などは見えないように片付けることもひとつの方法です。必要なことをやらせる感覚ではなく、親子のコミュニケーションを楽しむ遊びの一環のイメージで知育ドリルや知育おもちゃを楽しむ空間を作り、一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)