ひとり暮らしをしていると、彼と私の部屋との“行き来”が生まれますよね。そんなときに気になるのが、「彼は私の部屋をどう思っているのかな……」ということ。ネットにはおしゃれでかわいい雑貨ショップが山ほどあるけれど、彼が気に入ってくれる、居心地のいいお部屋って……?
まず、モノトーン系でまとめるのは避けること。なぜなら、白と黒には「個人」「頑張る」という意味合いが強く、誰かとリラックスする空間には適しません。また、モノトーンで統一しようとしたときは、カーペットや家具などには中間色のグレーも使用しながら部屋のトータルバランスをまとめることになりますが、このグレーがクセモノなのです。
カラーセラピー的に、グレーは“絶望”という意味を持ちます。すべての色には「いい意味」もあるのに、グレーにだけは「悪い意味」しかないのです。グレーを使用するとしたら、グレーの悪い意味を消すために、薄いピンク色やクリーム色などのソフトな暖色系を組み合わせる必要があります。が、この組み合わせがまた難しいのです。使い勝手がよくて好みのサイズのピンクやクリーム色の家具や雑貨を探すのは至難の業だからです。
なので、部屋のテーマカラーはモノトーンよりベージュ・茶系でまとめるのがよいでしょう。茶色にはもともと「グランディング」という意味があり、ずっと一緒にいたい相手との関係を安定させるといわれています。また、茶を薄くしたベージュは、穏やかな人間関係を促進してくれるといわれています。
そして、ベージュ・茶系の抜群にいいところは、他のどんな色とも組み合わせやすいところです。カーペットや大き目のインテリアをベージュ・茶系にしておけば、ポイントにはピンクやクリーム色、グリーン、白、黒、オレンジ、緑、キラキラカラー……合わない色はほとんどありません。ビビットなカラーを何色かポイントで持ってきても、ベージュ・茶系ならすべてをうまく包括してくれるので、トータルバランスをとりやすいのです。商品のラインナップも豊富なので、リーズナブルに好きなデザインのものをゲットできると思いますから、ぜひ探してみてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。