好きな人や気になっている人をあなたはどう呼んでいますか? これってけっこう難しい問題ですよね。
今まで名字で呼んでいたからいきなり下の名前で呼ぶのはちょっと照れくさいし、そのまま名字呼びだと他の友人たちと何も変わりません。かといって、「あなた」なんかはよそよそしい感じがしますし……。そこで、どのタイミングで呼び方を変えるのか、そして相手を下の名前で呼んだときの効果についても詳しくみていきましょう。
■相手のことを下の名前で呼ぶ効果とは?
心理学には「ネーム・コーリング」という効果があります。これは、相手を下の名前で呼ぶことで親近感を高めることをいいます。実生活を思い出してもらえれば分かると思いますが、何となく下の名前で読んでもらえるほうが心理的な距離が近いと感じるはずです。実験でも、下の名前を呼ばれた人は相手に好印象を持つことが分かっています。
■どのタイミングで呼ぶのがよい?
では、どのタイミングで呼び始めるのがよいのでしょうか。基本的に、職場などでは名字で相手を呼ぶことが多いと思います。そこで、ギャップ効果を使ってみてはいかがでしょうか。例えば、初めて2人で出かけたときなどに下の名前で呼んでみるのです。こうすることで、仕事の時間とは違うプライベートな時間ということをより相手に意識させやすくなるでしょう。
■下の名前で呼ぶときには一言かけたほうがよい?
名字で呼んでいた人をいきなり下の名前で呼ぶと、相手に失礼だと思われる可能性もありますよね。これは相手次第なところもありますが、他の人から下の名前で呼ばれている人であれば、許可を得ずに急に下の名前で呼んでも問題ないことが多いでしょう。呼んだ後に「あ、○○君って呼んでもいい?」と事後承諾を取るのもありです。
逆に、誰からも下の名前で呼ばれていることがない人なら、事前に「○○君って呼びたいな」などと聞いてみることをオススメします。
どちらにせよ、人は自分の名前には愛着を持っているもの。その言葉を何度も言ってくれる人には、無意識に好印象を抱いてしまうのです。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。