3月いっぱいで17年の歴史に幕を下ろす朝のワイドショー「スッキリ」(日本テレビ系)で炎上事件が勃発したのは、去る3月24日放送の中継でのこと。お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が中継先だった「那須どうぶつ王国」の「ペンギン池」にて、ペンギンにエサをあげている途中でドボンと池に何度も落ちたのだ。春日はペンギンのいない場所を選んで落ちてはいたが、スタジオで中継を見ていたMCの加藤浩次から「気を付けろよ」「落ちるなよ」と声をかけられ続け、それがまるで「池に落ちろ」と煽っているかのようだったため、春日は加藤の“フリ”に応えてわざと池に落ちたようにしか見えなかったのだ。
ネット上には即座に「動物虐待」だと批判の声が噴出。日本テレビは同日、番組ホームページを更新。「動物がいない池に入る可能性があることは事前に打ち合わせしておりましたが、本番ではペンギンのいる池に入ってしまう放送となりました」と謝罪。しかし「那須どうぶつ王国」は同日ツイッター上に「本日のテレビ生中継について」というタイトルで「ペンギンビレッジからの中継について事前打ち合わせにはなかった状況で、タレントの方が、ペンギンのいる池に入るシーンが放送されました。当園としては誠に遺憾であり、テレビ局側に厳重に抗議いたしました」と抗議文を投稿。ネット上では日本テレビをはじめ、春日や加藤に対する批判が鳴りやまない状況となっている。
「特に春日に対しては、この日の放送で新曲の『Never say Never』をTV初の生歌披露した西川貴教と比較して『芸人としての能力が低い』とする厳しい声があがっています。『西川貴教なら加藤浩次にどれだけふられてもペンギン池に落ちたりしないで返せたと思う』『西川貴教なら加藤浩次に落ちろとフラれても“それは違うでしょ”とか言って、ペンギン池に落ちることはしなかったんじゃないかな』『春日の芸人としての能力がバレたよね』など、芸人ではない西川のほうが芸人の春日より加藤の“フリ”をかわし、ペンギン池に落ちたりしなかったのではないかとする声が多数あがっています」(女性誌記者)
同日「スッキリ」のエンディングでは、春日と伊藤遼アナが「先ほどは、やりすぎて水の中に落ちて驚かせてすみませんでした」とペンギンたちに土下座謝罪から腹ばいになって額を地べたにこすりつける“土下寝”へ。これを見た加藤浩次も「オレも『落ちるな』とか言っちゃったから」と謝罪していたが、世間の「腹の虫」は到底これだけでは収まらなかったようだ。