King & Princeの岸優太とTOKIOの国分太一は、「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)において、師弟のような関係を保っている。国分がこれまでに培ってきた知識や技術を伝授している真っ最中だ。しかし、岸の“天然キャラ”が邪魔をして、技能の継承はなかなか進んでいない。
「国分はゆっくりていねいに教えているのですが、岸が天然キャラなので理解に苦しんでいる様子。頑張っているのですが、同じく『鉄腕!DASH!!』で共演しているSixTONESの森本慎太郎に比べると今ひとつというのが正直なところです」(テレビ誌ライター)
ところが、そんな岸がそんな不評を吹き飛ばす頭のキレを3月26日放送の「鉄腕!DASH!!」で披露し、ファンから驚きの声が上がっている。
岸は「3000歩で韓国旅行できるか!?」という企画に挑戦。これは少ない歩数で目的地を目指すという、番組の名物企画。岸は国分とチームを組んで、成田空港から韓国の有名料理店を目指した。
韓国の空港に到着した岸たちは、バスで市街を目指すことに。空港内からバスの乗り場は見えるものの、そこまでどこを通って行くかで悩むことになった。10メートルほど先にドアがあるようなのだが、実際にそこにあるのかどうかはわからないという状況なのだ。もし、そこまで行ってドアがなければ、歩数をロスすることになる。
そこで岸は「2人で行っちゃダメってことですね」と話し、まず岸が先に行ってドアがあれば国分を呼び、なければ別のドアを探すという方法を提案。こうして無駄な歩数の消費を抑えようというのだ。
このプランに国分は感心。「なるほど。さすが。岸くん、今まで絡んで、今いちばんセンス感じるよ」とベタぼめした。
「これまでのパターンでは、物覚えの悪い岸に国分が軽くイラ立つことがよくありました。その結果、口調がキツくなり、バカにするような発言もチラホラ。“国分のパワハラだ”と炎上することもありました。そんな関係の2人だけに、国分は今回の岸の機転を心の底からほめたのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
もっとも、岸が提案したプランは実行する寸前で取りやめになった。ドアの存在を確かめようとした場所から、人が入ってきたことで、ドアがあることがわかったからだ。
岸は「やってくれたな。オレの見せ場つぶしてくれた」と嘆き、せっかくの妙案も役に立つことはなかった、が、ただの天然キャラではないことを見せつけることができ、意義深いシーンだったと言えそうだ。