3月31日の放送で17年間の歴史にピリオドを打つ情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)。長寿番組の幕引きが“どうにもスッキリしなくなる”とすっかりヤユされる原因となってしまったのが、3月24日放送回の「ペンギン池」騒動だ。栃木県の動物園「那須どうぶつ王国」を訪れたオードリーの春日俊彰が、ペンギン池でのエサやり体験中継で、スタジオのMC・加藤浩次の「足元気をつけろよ」と何度も注意を促す“フリ”に、ペンギン数羽が泳ぐ池に数回落下。那須どうぶつ王国から「誠に遺憾」との声明が出されという一件である。
「まるで落ちろと言わんばかりに何度も『足元気をつけろよ』と振る加藤、場をわきまえずに落ちてしまう春日に怒りの声が相次いでいます。それにしても腑に落ちないのはスタジオでサブ司会を務める岩田絵里奈アナの対応ですね。春日が池に落ちると、『絶対ダメ』と言いながら手を叩き大爆笑。加藤が春日の胸元についた高価な音声マイクの心配を口にすると、『めちゃめちゃ高いやつ』と、ペンギンを気にすることなく加藤に同調。どこまで打ち合わせずみだったかはわかりませんが、やりすぎだと思ったら、画面上でしっかり詫びるなり、軌道修正するのが局アナの務めだったのでは…」(週刊誌記者)
そんな岩田アナは、22年10月期に同局で放送された女優・奈緒主演のドラマ「ファーストペンギン!」第1話にホテルの仲居役でゲスト出演。ちなみに、ドラマのタイトルにある「ファーストペンギン」は、はもともと臆病な性質を持つペンギンの群れの中で、多くの敵が潜んでいる可能性のある海に最初に飛び込み、仲間たちを先導する、勇気ある1羽目のペンギンのことを指す。今回の騒動を機に、岩田アナには、「スッキリ」終了後の生番組でも、その場の雰囲気に流されず番組を勇気を持って軌道修正するファーストペンギンになっていただきたいものだ。
(所ひで/YouTubeライター)