桐谷美玲が演じるヒロインの美咲と、山崎賢人が演じるシェフ三兄弟の次男・夏向との恋の行方に注目が集まっていたドラマ「好きな人がいること」(フジテレビ)。9月19日放送の最終回ではニューヨークに移住した美咲を夏向が追いかけ、二人の恋愛が成就した形となった。だがアメリカ在住経験を持つライターは「こんな男にはすぐ見切りを付けるべし!」と厳しい言葉を口にする。
「美咲はパティシエの腕前を見込まれて、ニューヨークで武者修行することに。それに対して夏向は『俺がそばにいてやる』と啖呵を切ったにも関わらず、ニューヨークにはおそらく観光旅行で来た様子です。その気になれば留学という手もあるのに、日本で築いたキャリアを捨てる気はないんでしょうね。それはシェフとしては正しい判断かもしれませんが、恋人としては失格でしょう。美咲はとっとと他の男に目を向けるべきですよ」
たしかにラストシーンを見ると、軽装すぎる夏向は長期滞在で渡米したようには見えない。そして今後、何らかの手段でニューヨークに来たとしても、夏向の性格がアメリカでは通用しないというのだ。前出のライターが続ける。
「日本人の目から見えても、夏向のぶっきらぼうさは異様なほど。他人に対する攻撃的な態度は、笑顔でのコミュニケーションを重視するアメリカでは許容されません。アメリカ人は陽気なようで、些細なことでケンカすることも珍しくなく、夏向のような態度を取っていたら揉め事になるのは明らかです。そもそもイケメンだったらあの態度が許されるといわんばかりのストーリーに、問題があるのではないでしょうか」
クリスマスのデートというハッピーエンドで幕を閉じたにも関わらず、最後までぶっきらぼうな態度を崩さなかった夏向。その態度に消化不良を感じた視聴者も少なくなかったのかもしれない。
(金田麻有)