「子どもが宿題をダラダラやるのでイライラする」ということはありませんか? 嫌々やっていたり見通しを立てずに取り組んでいたりすると、早く終わらないうえに楽しめず、子どもはどんどん宿題が嫌なものになってしまいます。次のような工夫で集中モードに切り替えさせ、子どもの集中力が続くうちに終わらせましょう。
■机の上には宿題と鉛筆・消しゴムのみを置く
机の上に余計なものが置いてあると、気が散ってしまう要因になってしまいます。机についたら“宿題しか見えない”状態にすれば、余計な情報を遮断させることができます。筆記用具がたくさん入った筆箱も気になって遊んでしまう場合がありますから、宿題と鉛筆1本、消しゴム1個、必要に応じて赤鉛筆など、必要最低限にとどめましょう。机の上を片付ける時間がないという場合は、不要なものを集めて無地の布をかぶせるといいですよ。
■宣言シートにやることを書き出す
何をどこまで進めたら終わりかを理解した状態でスタートすれば、「いつ終わるか分からないから嫌だ!」という意識を持たせずに済みます。また、自分で書かせることで意識も向きやすくなります。宿題の内容を箇条書きにしてスタートし、終えたら横線で消していってすべて消せたら終わり、というシンプルなルールにするのがオススメです。すべて終わったらシールやスタンプを押すなど、達成感を得られる仕組みを組み込むのもよいでしょう。
■目標タイムを決めてタイマーをセットする
最初はどれくらい時間がかかるかを予想できずに突拍子もない目標を立ててしまうかもしれませんが、それも学びのひとつ。ちょっと頑張ったら達成できる時間設定ができるようになると、達成するために集中することが楽しくなります。目標時間内に終えられたら時間が余っていても終了にさせて、達成感をしっかり味わえるようにしましょう。
「やってごらん」ではできない場合は、親子でチャレンジするのもよいですね。親御さんもご自身の仕事などを持ち込み、同じ方法で取り組んでみてはいかがでしょうか。見本兼ライバルとして、集中時間を楽しんでください。
(Nao Kiyota)