韓国で、なにわ男子の道枝駿佑が異常な人気だ。昨年7月に初主演映画「今夜、世界からこの恋が消えても」が封切られ、11月に韓国でも公開。興行成績が実写日本映画で歴代3位となり、今年1月に舞台挨拶で訪韓すると、韓国語で「おかしくなりそう」などの意味がある「ミチゲッタ」と呼ばれた。
“みっちー”の愛称で親しまれている道枝は、14歳でドラマ「母になる」(日本テレビ系)で俳優デビュー。3歳で誘拐されて、見知らぬ女性に育てられたあとに親元へ戻る難しい役を演じた。当時から、女性のような愛らしいマスクに透明感あふれる白い肌。将来を嘱望されていた。
「ご両親にとって、自慢の息子だったそうです。お父さんはジャニーズに入りたくて、お母さんは木村拓哉の大ファン。道枝がお腹の中にいる時から、『ジャニーズに入るんやで』と言われて育てられたそう。2歳でジャニーズに履歴書を送られたほど(笑)、とかく親の“ジャニ愛”が強すぎる」(アイドル誌ライター)
本人は、Hey! Say! JUMPの山田涼介の大ファン。ドラマ「金田一少年の事件簿」シリーズ(日テレ系)がきっかけだ。山田は、13年から14年まで4代目の金田一一を演じたが、道枝は22年に第5代目に抜擢された。「金田一少年」シリーズはジャニーズが歴代主役を務めており、初代はKinKi Kidsの堂本剛(95年~97年)、2代目は嵐の松本潤(01年)、3代目はKAT-TUNの亀梨和也(05年)。道枝は、その全員からアドバイスをもらっている。特に印象深いのは、剛だったという。
「道枝が番宣で日テレを『ジャック』する日があったんですが、取材と言われて、リモートのカメラがオンになると、兵庫県でライブを終えたばかりの剛が登場。粋なドッキリでした。画面越しで、『三枚目に行きすぎたら二枚目に戻すのが大変になるから、二枚目に戻ってきやすいぐらいのおちゃらけキャラをやったらいいよ』とアドバイスをもらっていました」(前出・アイドル誌ライター)
松本からは、1話のオンエアが終わったあとに、「本当におもしろいから最後までがんばってね」と連絡をもらった。亀梨にはクランクイン前日に連絡を入れると、「がんばれ」と応援された。意中の山田からは、「悩んで頭が固くなるぐらいなら、“やってみよう精神”でやってみたら、案外それが正解の時がある。みっちーが思ったとおりにやってみたらいいんじゃない?」とアドバイスされた。
並みいる大先輩から愛されすぎたみっちー。伸びしろは青天井だ。
(北村ともこ)