5年ほど前、架空請求業者との対決動画がバズって一躍有名人となったのは、人気YouTuberだったカネマンだ。
女子高生や年配女性に小学生など、さまざまな声色を使って架空請求業者と戦う様子は、当時の若者に大ウケ。「架空請求業者がついに家に来たので通報します」という動画は1079万回再生され、その後歌手デビューするなど順調に活動していたものの、2020年頃突然姿を消した。
そんな彼が男性向けのオトナのお店で働いているという情報が駆け巡ったのが2021年5月。架空請求業者をおちょくる過激な内容の動画を投稿していただけに、ネット上では、「極道によって夜のお店に沈められたのでは?」とウワサされていた。
しかし、人気配信者であるコレコレの生放送に出演した際には、これまでの架空請求業者の動画は全てやらせであったこと、事務所と揉めYouTube活動をやめたため収入がなくなり自らの意思で夜のお店で働いたことなどを明かしていた。
そしてカネマンは2022年5月に満を持してYouTube活動を再開。「消えたYouTuberが復活します」というタイトルで投稿された動画には、「この時を待ってた!おかえりなさい!」「さらにイケメンになって帰ってきてるじゃん」「過去の動画見れなくなってたからまた見れるの嬉し過ぎる」と、かつてのファンからたくさんのコメントが寄せられたが…。
「ポツポツと動画投稿を続けているものの、再生回数は数千回程度と、以前のようなバズる動画はなく厳しい状況です。今年2月に行った生配信では、YouTubeの収入だけでは暮らしていけないのでバイトをしていることを明かしていました。カネマンが全盛期だった頃と比べると、どんどん新しいYouTuberが増えており、視聴者の奪い合いとなっていることも再生数が取れなくなってしまった原因の一つでしょう」(YouTubeライター)
さる4月3日に投稿された動画では、YouTube引退を示唆していたカネマン。再びYouTubeの世界に返り咲くことはあるのだろうか。
(佐藤ちひろ)