3月28日、ミュージシャン・坂本龍一さんが都内の病院で死去した。享年71。
坂本さんは、細野晴臣、高橋幸宏両氏とともに、78年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成。特徴的な衣装とテクノサウンドが若者の絶大なる指示を受けた。
「高橋幸宏さんも今年の1月11日に亡くなったばかりで、わずか3カ月の間に2人も。YMOファンは寂しい限りです」(音楽関係者)
坂本さんといえば、デヴィット・ボウイ主演、ビートたけし、内田裕也らとともに、自身も陸軍大尉役で出演した83年5月28日公開の映画「戦場のメリークリスマス」で音楽を担当。84年、日本アカデミー賞・優秀音楽賞のみならず、83年の英国アカデミー賞で作曲賞を受賞した。
そんな坂本さんが亡くなる少し前に、「世界のサカモト」を象徴するような動画が撮影されていたという。
「『ストリート動画』が大人気の女性ピアニスト、YouTuber・ハラミちゃんがYouTubeチャンネル『ハラミちゃん(harami_piano)』が4月6日に配信した動画です。フランス・パリの『サン=ラザール駅』でストリートピアノに興じようとしたところ、フランス人女性から『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲である『Merry Christmas Mr. Lawrence』をリクエストされ、ハラミちゃんがその腕前を披露。すると、その女性も趣味だと言いながらピアノ演奏に合わせて華麗なダンスを舞い、優雅な光景を映し出したのです。何でもこの動画が撮影されたのは2カ月前のこと。まさか、その2カ月後に世界のサカモトとお別れすることになるとは…」(ネットライター)
坂本さんの楽曲は、これからも語り、弾かれ続けていくことだろう。
(所ひで/YouTubeライター)