なぜジャニーズのメンバーが一人も出ていなかったのか? がっかりした視聴者も少なくなかったようだ。
4月9日に放送された「逃走中×逃走中 グレートコラボSP」(フジテレビ系)には、昨年のNHK紅白歌合戦に初出場した人気男性グループの「JO1」から金城碧海、河野純喜、佐藤景瑚の3人が登場。ひとつのグループから一度に3人も出るのは異例のことだ。
ほかに男性アイドルの出演はなく、「逃走中」では常連と言えるジャニーズメンバーの姿もなし。アイドルに詳しくない視聴者のあいだでは「JO1」というグループ名に「J」が入っていることから、ジャニーズのアイドルだと勘違いする向きもあったという。
しかし「逃走中」といえば、TBS系の「SASUKE」と並んでジャニーズにとっては常連と言える番組だ。それがなぜ今回は、誰も参加していなかったのだろうか。
「実は今回に限らず、昨年8月や大みそかの『逃走中』にもジャニーズメンバーの姿はありませんでした。ファンの間からは《今回こそ復活と思っていたのに…》と残念がる声が伝わっています。それではなぜ、常連だったジャニーズが出なくなったのか。それは昨年の元日に放送された回にて佐藤勝利(Sexy Zone)がやらかしたせいだと言われているのです」(芸能ライター)
その回では、残り80分になると逃走者に装着されたアラームが鳴りだすというミッションが発動。鳴動を停めるためには逃走者が男女ペアでツーショを撮影する必要があった。
佐藤はこの時、「写真撮らせてもらっていいですか?」と自らHKT48・矢吹奈子のもとに駆け寄り、笑顔でツーショ撮影。アラームを停めることに成功していたのである。
「逃走者としてはごく真っ当な行動でしたが、佐藤が自分から48メンバーにツーショ撮影をねだったことに、一部のファンが激怒。《許さない!》などと炎上する事態になったのです。そのせいかどうかは不明ながら、すでにキャスティングが済んでいたであろう次回3月20日の放送には大橋和也(なにわ男子)と五関晃一(A.B.C-Z)が出演したものの、それ以降は3回連続でジャニーズが不在となっています」(前出・芸能ライター)
一方の矢吹は昨年大みそかの放送にも出演しており、いわばお咎めなし。そもそも佐藤にしろ矢吹にしろ、ゲームのルールに従って行動しただけであり、本来なら視聴者から批判されるいわれはないはずだ。
今回の放送ではJO1の佐藤景瑚が、ミッションを経て獲得した復活カードを使って日向坂46の河田陽菜を救出。別のミッションで佐藤は河田と協力しつつもハンターが現れ、河田が確保されていたことから、きっちりと恩返しを果たす形となった。
「そんな佐藤にはファンから《有言実行》《男気を感じた》などと賞賛の声が寄せられることに。これがジャニーズメンバーだったら、坂道メンバーを救出したことに非難が集まっていたかもしれません。その意味では逃走者として正しい振る舞いをしたセクゾ佐藤が気の毒にも思えますね」(前出・芸能ライター)
果たして次回以降、ジャニーズメンバーの復活はあるのか。番組としては坂道なり48なり女性アイドルは必須の存在ゆえ、「逃走中には女性アイドルと絡まない」という暗黙のルールが実行されるのかもしれない。