今年1月期に放送され、話題となったドラマ「100万回 言えばよかった」(TBS系)。井上真央と佐藤健、そして松山ケンイチの好演が光ったこの作品だが、初回は期待感のほか、「あの映画に似ている」と既視感を指摘する声もあがっていた‥‥。(1月16日配信)
井上真央主演ドラマ「100万回 言えばよかった」(TBS系)が1月13日にスタートし、世帯平均視聴率は7.4%だった。
今作は、子供の頃、里親に出された家で知り合った相馬悠依(井上)と鳥野直木(佐藤健)が、30歳を過ぎて再会。互いに惹かれ合い、直木がプロポーズをしようとした日、忽然と姿を消す。悠依は、単に振られたからだと思い込もうとする。そんなある日、刑事だという魚住譲(松山ケンイチ)が訪ねてきて「直木さんは、僕の隣にいます」というのだが、悠依には見えない。
そこで、直木は魚住に憑依し、悠依が好きだったハンバーグとプリンを作る。それを口にした悠依は、懐かしさと同時に、考えたくない事態になっていると嘆くのだった。
視聴者の感想としては「井上さん、佐藤さん、松山さん。実力派の俳優さんで安心して観られます。これからが、楽しみです」「ありえない状況設定ですが、直木がどうしてこうなったか、事件も含めてこれからどうなるか、初回つかまれました」など好意的な意見もあったが、「劣化版(映画)『ゴースト』にしか見えなかった」「最初に幽霊ネタが出てきたところで、新鮮味がなくなっていたし、“見える”警官を通じて存在を匂わすところとか稚拙すぎて何もワクワクしなかった」などの厳しい評価もあった。
「ドラマの中で、絵本の『百万回生きたねこ』が出てくるのですが、これが話の鍵となりそうです。ファンタジーとラブとミステリーが重なり合って、今後どう展開していくのか気になるところですね」(ドラマウォッチャー)
視聴者のハートをがっちりつかむことができるのか。それとも、本当に「ゴースト」の劣化版なのか。2話以降に注目だ。