育児と仕事の両立で悩んでいませんか? 確かに、育児に集中していると仕事がおろそかになりますし、かといって仕事ばかりに専念すれば子どもが育ちません。母親にとってこの問題は、永遠のテーマといえそうです。
しかし、最新の研究では、育児によってマルチタスクのスキルが上がるなど、母親にとって仕事へのよい影響やメリットがあることが分かってきているようなんです。そのため、育児を新しい視点でとらえることが、解決の糸口になることもあるかもしれません。
子どもを東大に入れたママとして有名な人の体験談によれば、「育児を仕事ととらえていた」そうです。例えば、子どもが受験という大きな山場に差しかかったときには母親自ら子どもの勉強をサポートするのが功を奏すというのはよく知られていますが、そんなときにそれをただの育児ととらえてしまうと、子どもが学校のテストや模試で悪い点数を取ってきたときに「なんでこんな点数取ったのよ!」と怒りが湧き起こってしまいがちになるというのです。でも、仕事ととらえれば、まるで自分が学習塾の先生のように「この点数になったのは自分の指導やサポートが甘かったからだ」と素直に反省できるようになるそうです。
こうなると子どもを責めることはなくなりますし、どうすれば改善できるかを考えられるようになりますから、そのほうがはるかに生産的なのかもしれませんね。
育児と仕事の両立に悩んでいるなら、このように育児や仕事への視点を変えてみるのもよさそうです。