「せっかく遊具やアスレチックを楽しめる公園に連れてきたのに、『怖い!』と言って全然遊ばない……」ということってありますよね。親としてどうしたらいいか迷ったときは、次のようなサポートをしてあげてはいかがでしょうか。
■お手本を見せてあげる
「なんとなくやってみたいけれど、やり方が分からないから怖くて気が進まない」という子には、他の子どもたちや親が遊んでいる様子を見せてあげるとよいでしょう。「ああやって足をかければ登れるんだ」「これくらいのスピードで動くんだ」と理解できると、自分が挑戦するイメージが湧きやすく、意欲も高まりやすくなります。
■無理に誘わない
お手本を示したりして遊び方を理解しても、「じゃあやってごらん」と無理に誘うのはNGです。恐怖心が大きい段階で無理に挑戦すると失敗や怪我につながりやすく、達成感を得にくいからです。お手本を見せたうえでまだ怖い様子であれば、その日はやめてかまいません。「何度も見てイメージして、心の準備ができてからやってみればいいよ」という心持ちで楽しさを伝えてあげましょう。
■“はじめの一歩”だけ経験させてあげる
「ちょっとやってみたい!でも難しいかも……」と挑戦意欲はあるのに体が動かない場合は、「最後までやらなくていいよ!一段だけ登ってみる?」などと遊具やアスレチックに触れる一歩を促してあげましょう。遊具やアスレチックに触れてみるだけでもOKです。「ここまでできたね、怖くなかったね」と一緒に喜んで、次回はさらに一歩……とスモールステップで挑戦させてあげましょう。
まだまだ経験値の少ない子どもたちは、新しい挑戦に慎重になることも少なくありません。その気持ちを受け止めて安心させてあげられると、挑戦意欲を高めやすくなります。無理に手を引っ張って……ではなく、その子が一歩を踏み出せるようにサポートしてあげましょう。
(Nao Kiyota)