家計をやりくりしていると、お金のことで悩み、不安になることも多いと思います。でも、「こうすれば絶対に困らない!」という家計管理の正解はありません。いまを楽しむことと将来の安心を両立させるためには、ライフスタイルやご家庭の状況にあったやりくりが必要だからです。「とにかく不安」「どうしたらいいか分からない」という場合は、次のようなことからスタートしてみてはいかがでしょうか
■お金の流れをとにかく書き出す
どうやりくりしていくかを考えるためには、日々、どんなことにお金を使っているのか、時期によってどのくらい差があるのかを把握することが重要です。まずは“いまのお金の流れ”を確認できるように、収入や支出を記録しましょう。「書くのが面倒……」という場合は、家計簿アプリを活用するのもよいでしょう。
■買い物自体を“レジャー”にしない
「お金を使うことが楽しい」という状態では、どれだけやりくりをしても「疲れたから」「気分転換をしたいから」「ときめいたから」と、何かしらの理由をつけて散財しやすくなってしまいます。想定していない出費が多いとやりくり自体が難しくなってしまいますから、買い物こそが“レジャー”という状態を抜け出すことも重要です。レジャーとしての買い物は「月いくらまで」と制限できるようにして、お金を使わないレジャーも楽しむようにしましょう。
■お金の勉強をする
漠然とした不安を解消するには、自信を持ってやりくり法を選ぶことが大切です。そのときの状況や目的に応じてやりくりの仕方を選べるように、お金の知識もつけていきましょう。SNSなどを参考にしたり、資産形成について専門的な知識を学んだりするのがオススメです。
「これでいいのか分からないけれど……」という気持ちで進めると、後で「もっとちゃんとしておけばよかった!」と後悔する種になってしまいます。状況を把握して適切な方法を選べるように、自分や家庭と向き合い、学んでみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)