初夏にも所属している事務所・トライストーン・エンタテイメントの社長に就任することが発表された小栗旬に納得の声があがっている。小栗は俳優業を続けながら社長業もこなし、現在の山本又一朗社長は会長になると見られる。
映画プロデューサーでもある山本社長を見てきた小栗は、2010年に小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、小西真奈美らが出演する映画「シュアリー・サムデイ」を初監督。同作のイベントでは「日本にも俳優のユニオン(労働組合)を作りたい」と発言。13年に脚本協力した映画「HK 変態仮面」では、当時ほぼ無名だった鈴木を主演に推し、鈴木がブレイクする素地を作った。
「昨年放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演を務めた小栗は、座長としての気配りや空気の作り方から主役を演じるための演技力に至るまで、共演者から制作スタッフまで、誰もがそのカリスマ性とリーダーシップに感心していたほど。確かな演技力と人望の厚さでも小栗の右に出る同世代の役者はいないでしょう。さらには妻の山田優が、芸能人ではあるもののどっぷりと仕事をしているわけではなく、小栗を支えることができる余裕のあるスタンスで仕事をしているため、小栗が役者と社長の二刀流となった後も、女将さんとしてしっかり支えてくれそうなこともポイントが高いのでは。ネット上でも『なにげに山田優の女将さん感は小栗に二刀流を決意させた一因になっていると思う』という声があがっています」(女性誌記者)
田中圭、綾野剛、木村文乃、間宮祥太朗、坂口健太郎、赤楚衛二といった人気役者を数多く抱えているトライストーン・エンタテイメント。小栗は芸能界に新風を吹き込んでくれるか。