「私は、マキコさんにすっかり洗脳されていました」
5月11日発売の写真誌「FRIDAY」の記事中で、こんな証言が紹介されているのは、1990年代にNHK朝ドラ「ふたりっ子」で大ブレイクした女優の岩崎ひろみだ。
“洗脳”という物騒な表現をされている冒頭の「マキコさん」とは、こちらも90年代にドラマ「ショムニ」(フジテレビ系)で主役を務めた元女優・江角マキコ氏だ。現役時代にはタレントとしても、歯に衣着せぬ発言が視聴者をトリコにしたが、ブログでママ友からいじめを受けていることなどを綴り、それを同じ学校の保護者らから否定され、ネットは炎上。その後、マネージャーに命令しタレント・長嶋一茂の自宅に落書きをした疑惑が持たれ大バッシングを受け、芸能界を引退した。
引退後は平穏に暮らしていると思われていた江角氏。だが、ここにきて再び裁判沙汰となっているという。
コトの発端は、江角氏の子供が通う学校の関係者から名誉毀損で訴えられているというもの。岩崎はこれに加担させられ、江角氏に頼まれて相手側に執拗にLINEを送るなどしてしまったそうだ。
さらに、原告側が約2億3000万円を江角氏に支払うというとんでもない内容の公正証書が作成されていたことに対し、原告の家族から訴えを起こされているという。真実は今後、法廷で明らかとなっていくが、そんな中、引退前の江角氏と番組で共演したという元タレントの女性が、「驚きの体験」を告白する。
「江角さんが司会を務めていた、とある番組に出演した時のことです。その番組は、以前からヤラセがひどく、たびたび問題となっていたんですが、番組内ではVTRでタレントをいかにも異常な人のように仕立ててさらし上げ、それにスタジオにいる江角さんが“喝”を入れる、というような内容でした。その日は私が異常であるような企画になっていたんですが、それを鵜呑みにした江角さんが、番組終了後私のところにやってきて、鋭い眼光で睨みつけ、『あんた、いつまでこんなことやってんの!親はなんて言ってるの?今すぐ辞めなさい!!』と、ブチギレられたんです。そのあまりの迫力に足がすくんで、しばらく動けなくて…。それとは直接関係ありませんが、その後芸能界は引退しました。今回の洗脳報道を見て、やっぱりなという印象しかありません。岩崎さんも、怖くて彼女には逆らえなかったのではないでしょうか」
ドラマでは、悪人を次々とぶった斬っていた江角氏だが、皮肉にも現実の世界では裁かれる側となってしまったようだ。
(佐藤ちひろ)