一回りしてまた、人気が再燃しているようだ。
人気ユーチューバーのHIKAKINがプロデュースしたカップ麺の「みそきん 濃厚味噌ラーメン」が、またもやネットオークションで人気を呼んでいるという。
5月9日に全国のセブン-イレブンで限定発売され、HIKAKINにとって初のオリジナルブランドという話題性もあいまって、人気が爆発。瞬く間に店頭からなくなり、あっという間にネットオークションで販売されていた。
当初は299万円という高額出品も話題となり(落札なし)、メルカリやヤフオクにはみそきんが大量に出品。だがあまりにも出品数が多かったこともあり、実際の落札価格は400~500円程度と、定価(300円)の2倍にもならない程度に収まっていたものだ。
「しかし再入荷はまだなく、発売から一週間がたって話題性が一回りしたところでまた、『食べてみたい』という声が盛り上がっています。転売ヤー自身も仕入れることができないため、出品数自体は減ってきていますが、そのぶん価格はどんどん強気になってきています」(ネット系ライター)
現在、メリカリでは1000円未満の出品がなくなっているようで、なかには2499円(送料込み)という高額での落札も見受けられる。たかがカップ麺との声もあるなか、話題性に抗えない人が「みそきん」を高値掴みしているようだ。
消費期限は、編集部が入手した現物では2023年10月18日となっており、どうやら5カ月は持つ様子。この調子でさらなる値上がりをもくろむ転売ヤーも少なくなさそうだが、ものにはやはり限度というものがあるようで…。
「HIKAKIN自身は自身のYouTubeチャンネルやツイッター等でまだ『みそきん』の宣伝を続けており、どうやら初回生産分で終了ということではなさそう。いずれは再入荷もあるでしょう。そうなるとネットオークションでの販売価格も一気に暴落するのは確実。再入荷の情報が出た時点で希少価値はなくなりますから、いまや転売ヤー同士でのチキンレースに突入している状況です」(前出・ネット系ライター)
果たして転売ヤーは「みそきん」で首尾よく儲けられるのか。幸い、売れ残った場合でも「定価で買ったカップ麺を自分で食べる」という消費方法があるぶん、実用的ではない限定商品よりはマシなのかもしれない。