たしかに「美味しい思い」だったことは間違いないようだ。
SKE48を昨年11月に卒業した須田亜香里が、無名時代に出演したテレビ番組の思い出を明かし、共演者を驚かせた。
5月24日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)にゲスト出演した須田は、スケジュールにプライベートの予定を入れないと明かし、これには共演者もびっくり。その理由は急に仕事が入ってくる可能性に備えるためだという。
須田は「アイドル時代に美味しい思いしたことがあって、ピンチヒッターでよく呼ばれるんですよ」と説明。その実例として「無名の時代に急にオールスター感謝祭呼ばれて、AKBメンバーと一緒に出してもらってとか」との思い出を語っていた。
「須田は2013年9月28日に生放送された『オールスター感謝祭 ’13秋』(TBS系)に初出演。48グループからは8人が出演し、AKB48から柏木由紀・川栄李奈・小嶋陽菜・高橋みなみ、NMB48から山本彩・渡辺美優紀、そしてSKE48からは松井玲奈と須田だったのです。たしかにこの顔ぶれだと須田が格落ちなのは明らか。いったい誰のピンチヒッターだったのか、興味深いところですね」(アイドル誌ライター)
当時の須田は本人が言うほど無名ではなく、同年6月に開票された第5回AKB48選抜総選挙では16位で選抜メンバーに滑り込み。8月21日に発売されたAKB48のシングル「恋するフォーチュンクッキー」にも参加していた。
とはいえ他のメンバーはシングルのセンターを務めていたり、テレビドラマで活躍していた人気者ばかり。いくら須田が48グループ内では人気だったとしても、世間的にはまだまだ無名な存在だったことは本人が認める通りだろう。
ともあれ「オールスター感謝祭」に抜擢された須田だったが、その理由は決してスケジュールが空いているからだけではなかったという。当時の48メンバーはプライベートの予定で仕事を断れるような立場ではなく、須田に限らずその日空いているメンバーなら誰でも運営側が指名できたはず。そのなかであえて須田が選ばれたのはやはり、彼女なりの理由があったようだ。
「須田は番組恒例の赤坂ミニマラソンに出走。持久走は得意ではなかったそうですが、1周目では必死の激走で先頭に立ち、KAT-TUN上田竜也と心臓破りの丘で首位争いを演じるなど、相当に目立っていました。最終的には12位となり、表彰式に立てる10位圏内には惜しくも届かなかったものの、しっかりと爪痕を残していたのです」(前出・アイドル誌ライター)
出演すれば何かをやってくれる。そんな期待感を運営側に持たせていたからこそ、オールスター感謝祭にも抜擢されたのだろうか。そこから10年が経ち、いまやトークバラエティ番組にゲストとして呼ばれるようになった須田。これからも持ち前の貪欲さとガッツでエンタメ業界をにぎわせてくれそうだ。