KAT‐TUN・中丸雄一が東山紀之に次いで5月28日に放送された情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)にて、ジャニーズの性加害問題についてコメントした。しかし、先日、藤島ジュリー景子社長が謝罪動画で明かした“弁明”と似たような内容だったことから、世間からは「やはり擁護しなければいけないのか」とのガッカリ声が聞かれる。
ジャニーズ事務所は26日に「心のケア相談窓口の開設」と「外部専門家による再発防止特別チームの設置」を発表。中丸はそれを受け、「これによって全てが補完されるワケではないだろうなと思いつつも、前進の1歩かなと感じています」と語った。
この問題をテレビでコメントしたジャニーズタレントは、中丸の他には5月31日現在で、東山1人。報道番組「news zero」(日テレ系)のキャスターである嵐・櫻井翔にいたっては、番組内で問題こそ取り上げるも、3週連続でこの件をスルーしたことから「キャスター失格」と後ろ指をさされている。その意味では、中丸は評価されるべきなのかもしれない。が、
「ジュリー社長は性加害問題を『知らなかった』理由として、長年、ジャニー喜多川氏とメリー喜多川氏が全権を担っていたため、『本件を含め、会社運営に関わるような重要な情報は、2人以外には知ることのできない状態が恒常化していました』と説明していました。一方、中丸は『ボクの入った頃というのはジャニーさんとメリーさん、この両輪で動いてたんですよ』と話しています。この、ジュリー社長の弁明に追随しているようにも受け取れる中丸のコメントは、視聴者から『言わされているんじゃないか』と疑惑を生むものとなってしまった」(芸能関係者)
性加害問題については、「ジュリー社長が『知らなかった』はないはず」との指摘も各所から出ており、焦点の一つとなっている。そんなタイミングでの中丸による“ジュリー氏擁護発言”。もう少し踏み込んだコメントを期待していた視聴者には、やや肩透かしとなったようだ。