6月14日に放送されたNHK連続テレビ小説「らんまん」第53話で、ヒロイン・西村寿恵子(浜辺美波)が、主人公・槙野万太郎(神木隆之介)への想いを再確認するシーンが描かれた。
前話のラストシーンで、万太郎への想いを断ち切ろうと、万太郎からもらったバラの絵を破ろうとした寿恵子。
この日の冒頭で寿恵子は、万太郎が自分のおかげで一生の仕事、植物学を見つけたと喜んでいたことを思い出し、絵を破らず思いとどまったのだ。
「絵を愛おしそうになでる寿恵子。このシーンを見ていると、やはり“万太郎のことをあきらめることはできない”という気持ちを確信したのでは…と思えますね」(テレビ誌ライター)
舞踏練習会の発足式に向け、クララ(アナンダ・ジェイコブズ)からダンスのレッスンを受ける寿恵子は、バラの絵をクララに見せる。寿恵子のダンスと、バラの絵を見つめる寿恵子の表情から、寿恵子に愛する人がいることを悟ったクララは「生きなさい、愛のために。心のままに」と告げるのだった。
「寿恵子は、鹿鳴館設立に尽力する実業家の高藤雅修(伊礼彼方)から妾になるよう請われているのですが、愛に生きることを決意した彼女は、恐らくこの申し出を断ることになるでしょうね」(前出・テレビ誌ライター)
「らんまん」終了後の情報番組「あさイチ」では、博多華丸・大吉が“朝ドラ受け”。華丸が「高藤さんが、振られるカウントダウンに入りました」と話を振ると、相方の大吉は「明日でしょうか、明後日でしょうか」と返答。鈴木奈穂子アナが「(高藤は)笑いながら去って行きましたけど」とコメントすると、華丸は「白川様の前で、恥をかかされることになります」と苦笑。大吉は「揉めなきゃいいけど」と、心配顔を見せた。
「万太郎は植物学雑誌印刷の目途がつき、学生や講師からの論文も集まりつつあって、いよいよ万太郎の一生の仕事が形になりつつあります。寿恵子の思いが固まったことで、二人の結婚もいよいよ現実味を帯びてきたのでは」(前出・テレビ誌ライター)
高藤がおとなしくあきらめてくれることを祈るが、果たして。
(石見剣)