梅雨の時期は、どうしてもテンションが低くなりがちです。副交感神経が優位になることが理由のひとつかもしれません。「何をしても気合が入らない」とか「頭痛や身体がだるい」という症状が続く“梅雨だる”な女性が多いそうです。
では、そんな梅雨時の恋愛って、うまくいきやすいのでしょうか? それともうまくいかないの?
■梅雨に体調が劇落ちしちゃう人は恋愛を遠ざけたくなるかも!?
梅雨だるは、男性にもあるようです。そして、男女ともに体調があまりによくないときには恋愛がうまくいきにくいです。なぜなら、人間は無意識のうちに“生命の安全”を最優先する生き物だからです。この法則は、心理学の【マズローの5段階欲求説】で説明がつきます。
人間は、最初に生命への欲求を満たしたがります。それが満たされてはじめて安全な住まいを求め、次には愛情を求めるのです。ちなみに、愛情が満たされると仕事などの承認欲求や自己実現の欲求の願望を満たそうとします。なので、あなたが梅雨によって著しく体調が悪化するタイプなら、梅雨時は恋愛停滞期といえるかもしれません。
■梅雨だるの恋愛停滞期を“彼と親密になる時期”に変えるには?
でも実は、この恋愛停滞期に少し工夫すると、いきなり“彼と親密になる時期”に変化させることができるのです。というのも、人間は元気がないときに愛情を求めがちになることがあるからです。人は体調がよくないときに元気がなくなりますので、そこそこ体調を崩している時期というのは、ある意味、恋愛に向く時期といえるかもしれません。
あなたの体調が絶不調なら、「ちょっと不調」くらいに回復すれば恋愛に適した時期に“持っていける”のです。また、好きな男性が体調絶不調なら、そこそこ回復するようにサポートをしていく。そうしてお互いの体調が「万全ではないけれど、まあまあ」という段階になれば、親密になるチャンス。ここぞという告白の時期です。あるいは、喧嘩していた彼との仲直りの時期かもしれません。まずは、彼の体調をよく観察しながら、親密になれそうなときかを判断してみてください。
■彼と親密になるための、梅雨ならではのデート術
彼とあなたの体調が「そこそこの梅雨だるで、誰かと一緒にいるのも苦痛じゃない」という程度になれば、より親密になるチャンスなのは前述のとおりです。そんなときには、ぜひデートの回数を増やしてください。もちろん、どこかにでかけなくても大丈夫です。どうせ雨なのですから、部屋で一緒にドラマや映画を観たり、お部屋でゴロゴロしたりすればいいんです。
一緒に料理をしてもいいですね。卵料理やパスタなど、簡単なものでかまいません。ふたりでひとつのことをやると親密度が増しやすいです。こうした“密室デート”を、「体調がいまいち」なときにすると、お互いへの愛情が増していきますよ。
いかがでしたか? ちょっと工夫するだけで、恋愛しにくい時期を恋愛に向く時期に変えることが可能なんです。ぜひお試しくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。