「子役おそるべしだよ。他人のセリフまで覚えてたりとか。もちろん、優れた子役なんだと思うけど」
こう切り出し、かつて自身が出演したドラマでのエピソードを回顧したのは、タレント・歌手であり俳優としても活躍するモト冬樹。タレント・女優の伊藤かずえのYouTubeチャンネル「やっちゃえ伊藤かずえ」6月22日配信回に出演した時のことだ。
冬樹が挙げたのは、さくらももこ原作の同名漫画を実写化したフジテレビ系のドラマ「ちびまる子ちゃん」(06年、07~08年、13年)。冬樹は、全編通じて、まる子の祖父・友蔵を演じた。冬樹は当時の撮影を振り返り、ちびまる子ちゃんの役だった、当時9歳の森迫永依について言及。「天才で、記憶力がハンパなくて。オーディション受けて、セリフ渡されて、『覚えた方、手上げて』って言われて、すぐ上げたやつだから。『えっ、お前、もう!?』みたいな」とエピソードを披露した。
さらに涙を溜めるシーンでは、「子役ってワーンッて泣くのはうまいんだけど、涙を溜められる子はあまりいないんだよ。リハーサル、ランスルー、本番って3回涙溜めて、森迫呼んで『どうやって泣いてんの?』って聞いたら、『役になりきってるだけです』って」とコメントした。
「『ちびまる子ちゃん』の実写版は、当初アニメ15周年を記念して、05年初頭放送の予定でした。しかし適任が見つからずいったん保留。再度オーディションを行ない、森迫に白羽の矢が立ちました。ちなみに、森迫がまる子を演じたのは06年のみで、その後は別の子役が演じています」(テレビ関係者)
現在25歳の森迫は、英語、中国語、韓国語を操る才女。なにわ男子・大西流星主演の7月期のドラマ「紅さすライフ」(日本テレビ系)で、井桁弘恵扮する大学の研究室で働くポストドクターの後輩を演じるなど、ドラマ、映画に着々と実績を積み重ねている。
(所ひで/YouTubeライター)