2013年上半期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」第73話が6月26日に再放送され、いよいよ東京編に突入した。
上野に着いた主人公・天野アキ(能年玲奈、現在は「のん」として活動)は、所属することになるアイドルグループ・GMT47のマネージャー・水口琢磨(松田龍平)と再会するが、一緒に上京するはずだった足立ユイ(橋本愛)が父親の急病で来られなかったと知った水口にあからさまにガッカリされてしまう。
そして、事務所内でアイドルグループ・アメ横女学園(アメ女)のメンバーの独特な自己紹介の挨拶を目にして「帰りたい」と東京着2時間で早くもホームシック気味になってしまうのだった。
テレビ誌ライターが解説する。
「東京編が始まり、新しい登場人物が続々登場するワケですが、まず驚かされたのはアキに挨拶したアメ女メンバーの高橋アリサが吉田里琴だったことです。現在は芸名を本名から吉川愛に変えて活動していますが、当時はまだ13歳。美少女ぶりは当時から際立っていますが、さすがに10年前ですからね。指摘されなければ吉川だと気づかない視聴者が多かったようです。この後、劇場で踊るアメ女・センターの有馬めぐ(足立梨花)や、「奈落」と呼ばれるレッスンルームで会ったGMT47の入間しおり(松岡茉優)は面影あるんですけどね…」
「片想い星からの転校生」と、小倉優子ばりの不思議ワードで自己紹介の口上を述べる吉田に、視聴者からは「可愛い!この子現在はなにやってるの?」「え、吉川愛か…幼すぎてわからんかった」「今もめっちゃ美人だけど、10年前も美少女だった!」といった声が上がっている。
そしてアキは、父親の黒川正宗(尾美としのり)が1人で住んでいる自宅に1年ぶりに戻るが、バスローブ姿の見知らぬ女を見かけショックを受けてしまうのだ。
「横顔しか見えませんでしたが、これはお笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子です。10年前の本放送時と同じく、大久保と知って驚いた視聴者も多かったようです」(前出・テレビ誌ライター)
20年の大ヒットドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)で主人公(上白石萌音)の恋のライバル役を演じたことでも知られる吉川が扮するアリサなど、様々な新キャラが登場して始まった東京編。アキはこの後運命の大きな波に翻弄されることになるのだ。
(石見剣)