疲労回復にかかせないクエン酸が含まれ、食欲を増進させてさわやかな酸味を楽しめる「梅干し」。ミネラル類やカルシウムも摂取することができ、代謝を高めて痩せやすい体質に整えるのにもうってつけです。夏は次のような食べ方で、日々の体調管理のお供にしてはいかがでしょうか。
■マイルドで食べやすい「焼き梅干し」
梅干しを加熱すると脂肪燃焼効果が期待できる「バリニン」という成分が増加するといわれているため、焼き梅干しはダイエット中にオススメの食べ方です。また、加熱することで酸味が和らぎ、梅干しの酸っぱさが苦手な方でも食べやすくなりますよ。作り方も簡単です。フライパンに梅干しを並べ、焦げないように弱火でころがしながら温めるだけ。油をひかなくてもくっつかないよう、テフロン加工のフライパンを使うとよいでしょう。トースターやグリルパン、電子レンジで中が温まるまで加熱しても美味しいですよ。
■時短副菜「梅やっこ」
冷ややっこに梅干しとお好みの薬味を合わせるだけの時短メニュー。さっぱりとした酸味を手早く味わいたいときにオススメですよ。疲労回復に欠かせないたんぱく質と一緒にいただくことで、より日々の健康維持に役立ちます。家族によって好みの梅干しが違うなど、それぞれ別の梅干しを加えたい場合にもいいですね。
■ご飯のお供に最適な「梅チーズ」
梅干しの種を除いて包丁でたたきつぶし、プロセスチーズを食べやすいサイズのコロコロ状にカット。これらをお好みの量の鰹節とともに和えます。だし醤油などで味付けしたら完成です。チーズと鰹節が味をマイルドにまとめてくれ、子どもでも食べやすいですよ。梅干しの甘さや量を調整したりお好みの具材を加えたりと、アレンジ自在です。
注意したいことが1点。美味しいからと大量に食べて塩分を摂り過ぎると不調の原因にもなりますので、1日1粒を目安に取り入れましょう。そのまま食べても、加熱調理しても楽しめる「梅干し」で、夏の食卓を彩ってはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)