こんな経験をしたらエレベーター自体が怖くなってしまうのも無理はないようだ。
コプルト所属のレイヤーとして7万人超のフォロワーを持つ蒼猫いなが7月6日、自身がエレベーター内で性被害に遭った際の監視カメラ映像をツイッター(@ina_coscos)で公開。その生々しさに数多くのリプが寄せられている。
蒼猫が公開したのは、エレベーターのかご内に設置されたカメラによる映像を、第三者と共に検証している様子をスマホで撮影したもののようだ。
同映像ではエレベーターのドアが開き、蒼猫が乗り込もうとしたところ、背後から男性が駆け寄り、上から覆いかぶさるように襲い掛かったところで一時停止。蒼猫は「咄嗟にこいつの口抑えこんだから大丈夫だった」と明かしており、ファンからも<ご無事で何より>といった声が寄せられている。
しかしこの場面では「助けてー!!ってまじで何度も叫んだし何度か人も通ったけど誰も助けてくれないもんだ」とのこと。しかも犯人は未だに捕まっていないそうで、これでは「この件から男性とエレベーター怖」と彼女がつぶやいていたのも無理はないだろう。
「警視庁によると東京都内では令和4年、性犯罪で検挙された事案が640件認知されており、2階建て以上の住宅(一戸建を除く)はその22%を占めています。つまり警察に認知されただけでも140件以上もあり、今回のように犯人が取り逃されたケースを含めればはるかに多いことは明らか。蒼猫が被害に遭った一件は決してレアケースではないのです」(女性誌ライター)
警視庁では被害に遭った際の対策として「防犯ブザーを鳴らす、大声を出すなどして周囲に助けを求めましょう」を挙げている。しかし蒼猫も実体験として明かしているように、周りの人たちがすぐ助けてくれるとは限らないのも残念な事実なのである。
また警視庁では「エレベーター内では、非常ベル等のボタンが押せる場所に立ちましょう」ともアドバイス。自宅マンションなどよく利用するエレベーターでは通報ボタンの位置を確認し、なるべく操作盤の前に立つのが、少しでも被害を防ぐ対策となるようだ。
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