カレに「もっと痩せて欲しい」「お金の使い方を見直して欲しい」など、何かして欲しいことがあるけれど、してくれなくて困っていることはありませんか?
そんなときに「○○してよ」と言い続けるだけでは、人はなかなか行動してくれません。ではどうすればカレは“やらなければならないこと”をしてくれるようになるのでしょうか。
■人は恐怖を感じると行動する!?
人はポジティブな言葉で言われるより、ネガティブな言葉で言われたほうが行動してくれます。これを「ネガティブ・フレーム」と心理学では呼びます。
例えば、「痩せたらキレイになってモテるよ」と言われても、「そうだよね。頑張ろうかな」とは思いつつ、実際に行動するのは難しいと思います。ですが、「痩せないとどんどんモテなくなり、今のカレにもフラれるよ」と言われたら、もっと真剣にダイエットを考えるのではないでしょうか。だって、そんな将来が来るのは怖いですからね!
■カレにも恐怖を?
これを応用してみましょう。例えば、太っているカレなら「肥満の人って病気に○倍もなりやすいんだって」「老後までに○円貯金がないと、生きていけなくなるらしいよ」などです。このように、カレが「ヤバいな……」と思える理由を含めて伝えれば、カレに行動の改善を促す効果が期待できるのです。さらに、あなたが言っていることではなく、客観的なデータがある、権威者が話していたという“てい”で話すと、より信ぴょう性が増します。
カレが優しくお願いをする形で行動を改めてくれたらうれしいですが、それでは動かない人もたくさんいます。ちょっとしたお薬として、少しだけカレが恐怖を感じるような言葉で伝えてみてはいかがでしょうか。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。