最近「デートコースも女性まかせ」という若い男性が増えているという。
「考えるのがめんどくさいし、ぶっちゃけどこでもいい」
というのが主な言い分だそうだが、どこでもいいと言いながら、買い物に延々と付き合わされたり、さして興味のないイベントに連れて行かれたりしたら、文句は言うクセに‥‥。
そこで、20代の男性に「彼女に連れて行ってもらって良かったデートコース」を聞いてみた。まずは会社員Tくん(28)。
「僕がちょっと仕事で落ち込んでいるときに、2歳年上の彼女が『今日は付き合って』と言って、横浜まで連れ出してくれたんです。着いて早速、中華街で早めのディナー。中華料理って2人で『辛い!』『汗だく!』とか言いながら食べられるし、雰囲気もカジュアルだから、会話にあまり気をつかわなくていいんですよね」
中華料理を堪能したら、その後は港を眺めながらまったりと会話。
「気軽に楽しくディナーした後に、夜景を見ながら『元気出してね』って励まされて、ホントに癒されました」
ちょっとお疲れのカレには、気分転換にもってこいの場所かも。
続いてはリフォーム会社の営業Iくん(27)。これまで彼女とのデートにはオシャレなレストランやダイニングバーをチョイスしてきたというが‥‥。
「彼女が、『おじさんっぽい店に行ってみたい!』と、赤ちょうちんのぶら下がった居酒屋を指定してきたんです。そんなところでいいの?とビックリしました。僕もあまり入ったことのない、オヤジ世代が集まるような飲み屋でしたが、値段も安い。酔っ払っているまわりの客を眺めながら『楽しいね~』と言っている彼女を見てたら、ホントにいい子だな~と改めて思いました」
いつものデートではキレイめで雰囲気の良い店が多いという人は、自らオヤジ系居酒屋を希望してギャップを出すことで、カレの心をガッチリつかめそう。
最後は2人でまったり、癒しの日帰り温泉プランのエピソードを話してくれた、ウェブデザイナーのSくん(28)。彼は自分の誕生日にこんなデートに連れ出されたという。
「土曜日の午後に待ち合わせて、都内から電車で箱根へ。電車の切符も取っていてくれていたんです。しかも着いたら貸切温泉が予約されてて感動しましたね。2人でまったり温泉でくつろいだら、近くの居酒屋で軽く飲んで都内へ。戻った頃にはぐったり疲れてたんだけど、今度は『ホテル行こうか』って誘ってくれてその日はお泊まり。贅沢な1日を過ごしました」
日々激務に追われているため、日曜はできるだけゆっくりしたいというSくんも、このプランなら日曜午後からひとり自宅で休むこともできたとか。
「その気遣いにも感動しましたね。普通、彼女って『ずっと一緒にいたい』とか言うじゃないですか」
働く男性にとっては「気分転換できる場所」や「気疲れしない場所」「癒される場所」がウケるようだ。以上の意見を参考にして、カレの気持ちをグッと掴んじゃおう。