10月18日発売の「週刊女性」が、歌手・宇多田ヒカルの紅白出場について生出場は見送られたと報じた。宇多田は今年、NHKの朝ドラ主題歌を担当していたため、出場が有力視されていたという。
「近年、『花子とアン』の絢香、『カーネーション』の椎名林檎、『ごちそうさん』のゆずなど、朝ドラ主題歌を担当したアーティストは必ず紅白に出場してきました。そのため『とと姉ちゃん』のオープニングを務めた宇多田も、今年は初出場することが期待されていましたが、結果的にNHKとの交渉はうまくいかなかったようです」(芸能記者)
そんななか、宇多田が9月に発売した新アルバム「Fantome」が、売り上げ40万枚を超える大ヒットとなっている。
これを受け、彼女に近しい人物が紅白の出場に難色を示したという。
「ヒカルの父である宇多田照實氏は、彼女の音楽プロデューサーだけでなくイメージ管理も務めています。もし今回の新作アルバムの売り上げが低迷していたら、宣伝も兼ねて紅白出場の可能性があったようですが、結果は大ヒット。そのため、メディアにあまり出ず、アーティストとしてのイメージを保ってきたヒカルが、わざわざ大晦日に表へ出るメリットはないと、照實氏が判断した可能性があるようです」(前出・芸能記者)
とはいえ、NHK側からの交渉はギリギリまで続けられるという。たとえ中継であっても、紅白で彼女の歌声を聴きたいと願うファンは多いに違いない。
(森嶋時生)