今が旬の食材、ゴーヤ。何なら庭やベランダでわんさか実がなっています!という方も多いのではないでしょうか?
日頃から何気なく食べている食材も、実は美容成分が豊富なものがたくさん。
今日は何気なく食べているゴーヤのすごい美容効果を改めておさらいしていきます。
●ゴーヤ1本でレモン3個分のビタミンC
まず、ゴーヤのうれしい効果の1つ目はビタミンCがたっぷりと含まれていること。ゴーヤ1本でレモン3個分相当のビタミンCが摂取できます。もともと南国育ちの野菜や果物は強い紫外線の中で生育しているので、「抗酸化作用」といわれる細胞の酸化(=老化)を防ぐ効果が高いのです。特に夏場は紫外線が強く細胞がダメージを受けやすいので、しっかりとビタミンCを摂ることで美白やアンチエイジングになります。疲労回復にも良いので夏バテ中にもおすすめです。
●血糖値を下げるゴーヤはダイエットの強い味方
ゴーヤはビタミン面が注目されがちですが、実はダイエッターにはかなりうれしい効果があります。あの独特な苦みは、「チャランチン」と「モモルデシン」と呼ばれる成分によるもの。このチャランチン、「植物インスリン」と呼ばれるくらい血糖値の上昇抑制効果やコレステロール値の上昇抑制効果が優れているのです。モモルデシンも同様に血糖値の上昇抑制効果があるほか、肝機能向上や血圧のコントロール作用もあります。つまり糖質制限を意識している方にはもってこい。お酒のお供にも良いですね。中国の薬膳料理においても苦味のある食材はデトックス効果があるとされ、「良薬口に苦し」のことわざ通り昔から重宝されてきました。ゴーヤはミネラルの中でもカリウムを多く含むので、利尿作用でむくみにも効果があります。
また、ゴーヤは水分が多く食感も噛み応えがありカロリーも低いので、食べ応えとしても満足度の高い料理になります。
苦みが苦手な方はワタの部分をしっかりと取り除くと食べやすくなりますが、苦みがお好きな方はワタにダイエット効果のある成分がたくさん含まれているので、ぜひ苦みも含めて楽しんでくださいね。
美容はここに効いている!と思いながら食べるとプラセボ効果でさらに美容効果が上がるので、ぜひビタミンとダイエットを意識しながら召し上がってみて下さい。
(安藤恵美)