「ひとつでも心配事が頭に浮かぶと、あれこれ考えてしまってなかなか抜け出せない……」と困っていませんか? 心配事をないがしろにせず、じっくり考えることは今後の選択肢を増やすためにも重要なことですが、出口がみえないと苦しくなってしまいます。そんなときは考えないように抑え込むのではなく、次のように効率よく納得して安心するためのアクションを起こしてはいかがでしようか。
■紙に書き出す
「なんとなく不安……」な状態は、原因を明確にできず不安を膨らませてしまいがちです。分からない不安に対処しようとするのではなく、具体的な状況や予想される不安を書き出して冷静に考えられるようにしましょう。まずは感情をそのまま書き出し、それについて「なぜ?」「どうなると思う?」「どうしたい?」などと関連事項を自問しながら書き込んでいくと、出口に近付きやすくなりますよ。
■安心できる相手に相談する
誰かに話してみると、「こんなことを相談していいものか……」と悩んでいた時間がもったいなかったと感じるほど、自分自身の思考が整理されて前向きに捉えやすくなります。些細なことでも安心して話せる相手がいると心強いですし、そういう相手に積極的に相談してみてください。意見や指示を出すのではなく、お互いに相談し合える対等な関係性を築いている相手なら、気軽に相談しやすいですね。
■気分転換をする
「寝る前に考え事を始めてしまい、不安や心配で眠れなくなってしまった……」場合は、無理に寝ようとするとよけいに眠れなくなるため、一度寝るのを辞めてみてください。そして、読書や料理など、手軽にできる“いつもの行動”をしてみましょう。リフレッシュしてからでないと先に進めないと感じたら、まずはリフレッシュに専念。考え事を忘れてしまうくらい没頭できるものがあると心強いですね。
考え過ぎてしまうのは、考えたいという気持ちの表れであることが多いもの。無理に止めずに安心できる方法で向き合うようにすると、落ち着いて考えることができます。「考え過ぎているな」「これ以上思考が深まりそうにないけど落ち着かない」というときは、ぜひ試してみてくださいね。
(Nao Kiyota)