森七菜と間宮祥太朗がW主演を務める月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)第5話が8月7日に放送されたが、ネット上の視聴者からは、ある場面を巡り、厳しい声が続出している。
この日の第5話では、主人公の夏海(森)と健人(間宮)の距離がさらに近づくとともに夏海の弟・海斗(大西利空)を巡るエピソードが描かれた。まだ高校生の海斗の恋人・秋香(平澤宏々路)が妊娠し、それを知って自宅まで来た秋香の両親に「オレ、ちゃんと責任をとります。今すぐ学校を辞めて働きます。それで秋香ちゃんと結婚します」と宣言。しかし、秋香の両親は反対し、母親代わりの夏海に「夏海ちゃん、あなたも海斗くんのお母さんのつもりだったんだろうけど、甘やかしていただけじゃない?」「結局、夏海ちゃんの努力も無駄だったのかもしれないわね」と非難する。夏海もまた父親の亮(山口智充)とともに土下座で謝罪するしかないという展開だった。
しかし、ここで話は急展開。秋香がお腹の子の父親は海斗ではないと言い、バイト先の男と二股して妊娠してしまったことを告白したのだ。そして妊娠の相談を受けた海斗が秋香をかばうためにウソをついていたことが判明した。
全てが明らかになった後、夏海と健人は海辺を歩きながら「あんなウソついてまでさ、好きな子のこと助けたかったんだね。好きって気持ちってすごいんだな」とまとめていたのだが、ネット上の視聴者からは到底納得できないとする声が続出。その内容は「いくらなんでも、『妊娠は彼が彼女を大切に扱わなかったから』『育て方間違えたんじゃない?』っていう言い方するのはちょっとおかしくないか?それ言うなら、あんたも娘の育て方間違えてない?」「二股した男性とのの子を妊娠しても守ってもらえるなんてすごいシンデレラですね」「その後、秋香ちゃんの両親が詫びるのかと思いきや、そこは描かれず…汗」などツッコミのオンパレードだった。
「『真夏の―』は、放送開始当初から、年上で夫のいる女性に恋するあまり、夏海との約束を平気ですっぽかす幼なじみ・匠(神尾楓珠)や、口を開けば毒舌か悪態しか出ない、健人の友人でエリート志向の研修医・修(萩原利久)などクセの強いキャラがそろい、炎上の火種となっていました。前週の第4話では、修が海斗や夏海に『バカを擬人化したような弟だな』『母親がいないと、やっぱあんな子供に育つのか』と言い放ち、視聴者から呆れ声が上がったばかり。そのため、第5話放送後には、ネット上では『登場人物全員がなにかしら常軌を逸していて、笑ってツッコミながら見るには素晴らしいドラマ』『このドラマのどうしょうもない軽さが好き♪毎回つっこみどころがいっぱいで笑える!』『もしかすると伝説のちむどんどんと同じモチベーションで楽しむべき、そういうドラマじゃないのか。本気で観ちゃダメなやつ』などの声まで上がっています」(ドラマウォッチャー)
「真夏の―」は、王道のラブストーリーとしてよりも、時代遅れの価値観やクセ強キャラにツッコミながら楽しむドラマなのかもしれない。
(柏原廉)