8月25日放送の「A-Studio+」(TBS系)にゲスト出演した堂本剛。9月1日~3日に京都・平安神宮で「.ENDRECHERI.」名義でワンマンライブ「平安神宮 奉納演奏 2023」を開催し、9月6日からは全国ツアー「.ENDRECHERI. LIVE 2023 END RE ME」がスタートするとあって、この回のトークは音楽の話がメインになった。
MCのKis‐My‐Ft2・藤ヶ谷太輔が「ボクもそうですけど、剛くんの活動でファンクミュージックを知ったりとか、いろいろきっかけをくださってる」と話すと、それを受けた剛は「ファンクミュージックって、自分がどこで生まれてどのやつと出会って、今自分がどこに立ってるかっていうのを最大限にアウトプットするっていう礼儀があって。ファンクっていろいろ直訳するといろんな意味があるけど、ボクは“命の匂い”と思っているわけ。英語のファンクの日本語訳が」と熱弁。
また、“ファンクの帝王”の異名を持つジェームズ・ブラウンの継承者と呼ばれるミュージシャンのジョージ・クリントンについて、「ジョージ・クリントンっていう人のファンクミュージックに出会って、『命のともしび』をね。今にも消えそうな時期があったから。だから、このまま生きててもな…っていう時があって、その時にこのジョージ・クリントンのファンクを聴いたら、『お前が勝手に決めてるだけで、自分で生きるか、自分を生きるかはお前次第やろ』みたいな、そういうメッセージがすごく聴こえてきた」と振り返り、「『あれ、オレもう一回生きようかな』ってなんか思ってから、どんどん自由が始まってって。ボクはもう一気に救われた」と自身の体験を赤裸々に語った。
「剛は、2010年9月に『ココロ見』(NHK Eテレ)というタイトルでスタートし、3回目以降は『堂本剛のココロ見』と改題され、NHK BSプレミアムで14年2月まで不定期放送されていた、哲学・人生指南番組のレギュラーでした。この番組の未公開部分も含めてまとめた単行本『ココロのはなし』には『今では考えられませんけど、本当に死にたいと思ってね、生きていた時期もあって。でも根性もないし、怖くて死ねなくてくるしくて。で、毎日空を見て、涙を流して。本当の自分で生きたいのに、生きることが許されない』と綴っている部分があり、大反響となったことがあります。今回は地上波テレビで死を意識していた時期に言及。『あなたは1人じゃない』と声を大にして繰り返していましたから、剛にはそれだけ危機感があるのでしょう。今こそNHKは『堂本剛のココロ見』を復活させてみるとよいのでは」(テレビ誌ライター)
不定期放送中の「ちょっと憂鬱な夜のやり過ごし方を語り合う」がコンセプトの深夜番組「堂本剛の今夜はやり過ごさナイト」(関西ローカル・カンテレ)は、その第3回が8月27日深夜に放送された。フジテレビでも同番組を放送してみてはどうだろうか。