8月26日夜11時過ぎに始まった「24時間テレビ46」(日本テレビ系)内での音楽コーナー「24時間もヒッパレ!~明日につなげたい名曲TOP10~」の生放送で起きた「事件」が話題になっているようだ。
このコーナーは1995年4月から2002年9月まで日本テレビ系列で毎週土曜の夜10時から放送されていた「THE夜もヒッパレ」の復活特番で、10種のテーマにちなんだヒット曲や過去の名曲を出演者がカバーする、さながら「芸能人カラオケ大会」。
「サングラスソング」では79年リリースのクリスタルキング「大都会」をDa-iCE・花村想太がカバー。「ダンスソング」では今年1月に「首振りダンス」がTikTokで話題になった「新しい学校のリーダーズ」の「オトナブルー」をなにわ男子・道枝駿佑、長尾謙杜、藤原丈一郎、西畑大吾の4人がカバーした。
さらに「リバイバルソング」では03年リリースの大塚愛の楽曲「さくらんぼ」をMAXの4人と“あのちゃん”がカバーするなどしていたのだが、事件が起きたのは「アニメソング」として王林がカバーしたYOASOBIの楽曲「アイドル」と「失恋ソング」として前出の花村がカバーしたOfficial髭男dismの「Subtitle」を歌唱した際のこと。「アイドル」は本家のボーカルであるikuraでさえも高音がきちんと出ず、細かいリズム刻みを外してしまうこともあるほど歌うことが難しい楽曲なだけに、王林はズタボロに。ネット上には「王林がかわいそう」「王林の歌唱力でもこの曲はむずいって」「つらそうで見てられない」といった声が。
「Subtitle」でも「花村が歌上手なのはわかるけどこれは違う」「花村くんのハイトーンボイスはすごいと思うけど、この曲は(Official髭男dismの)藤原(聡)さんじゃないと」「曲が進むにつれどんどん崩壊していってるような」「王林と同じことになってる」「見ててつらい」など、視聴者が心を痛める事態が発生したのだ。
「ヒットしてから時間が経過している過去の名曲なら誰がカバーしても違和感は薄まりますが、最近のヒットソングは誰がカバーしても違和感がついて回る。王林と花村は猛スピードの車に当たりに行って吹っ飛ばされたようなものでしょう。この選曲は厳しかったと思います」(音楽誌ライター)
来年も同じようなコーナーを設けるなら、慎重に選曲してほしいものだ。