10月公開の映画「白鍵と黒鍵の間に」で主演を務める池松壮亮が明かした、元ジャニーズタレントの共演者との「忘れられないエピソード」に羨望の声があがっているようだ。
この映画は池松扮する夢を追うジャズピアニスト志望の「博」と、夢をあきらめたジャズピアニストの「南」(池松の1人2役)の運命が大きく狂う一夜を描いたもの。シャバに出てきたばかりの謎の男「あいつ」(森田剛)が博に「ゴッドファーザー愛のテーマ」をリクエストしたことから、多くの人々を巻き込んで予測不能な夜が始まる。
池松が吹き替えなしで挑んだ「ゴッドファーザー愛のテーマ」のピアノ演奏が、映画公開前から大きな話題になっている。
そんな池松は9月4日に都内・渋谷で開催された同映画のプレミア上映会で、「弾くなんて言わなきゃよかった。ボクは『やります』といって後悔するタイプ。(演奏技術が)伸び悩みましたね」と、半年間かけて練習した日々を振り返った。
また、池松と森田は二人三脚をするシーンがあったそうで、同じく上映会に出席した森田は「一生忘れられない思い出になりました」と苦笑。実はこのシーン、予定にはなかったそうだ。同席した冨永監督によると「森田さんが作ってきた役柄がかわいそうな感じで。予想以上に悲しみにあふれていて二人三脚させてあげたかった」ことから、シーンとして盛り込まれることになったのだという。
一方の池松はこのシーンに対し、森田と早めにベルトでつながれてしまったそうで「ずっと森田さんが手を離してくれないんですね。カットがかかっても。ちょっとボクが笑ってたのが(森田に)伝わったのか、ボソッと前を見ながら『離さないよ』って言われて、ドキドキしました」と明かした。
「ネット上には『“森剛”の「離さないよ」を想像するだけでキュン死』『“森剛”に前を向いたまま手を握られて「離さないよ」って言ってもらえたらそこで即死』『池松壮亮は女の気持ちがわかったんじゃないかな。“森剛”に手を離してもらえない状況になって』『手を握られて離してもらえない池松壮亮もいいし、手を握ったまま離さない森田剛もいい。腐女子でない私でさえ萌える』『“森剛”は池松壮亮だから手を離さなかったんだろうな。なんかわかる。(同映画に出演する元男闘呼組の)高橋和也さんとの辞めジャニ共演も感慨深い』といった声があがっています」(女性誌記者)
映画は10月6日公開。“辞めジャニ”森田のひと皮むけた演技が楽しみだ。