ジャニーズ事務所への逆風が止まらない。9月7日、創業者であるジャニー喜多川氏の性加害問題について会見を行った同社だが、社名の変更はなし。前社長・藤島ジュリー景子氏が全株式を保有する状態も相変わらずで、国内外から批判が寄せられている。
大手スポンサーが続々とジャニーズ所属タレントのCM起用を見合わせる方針を打ち出す中、注目を集めるのが、大みそかのNHK「紅白歌合戦」に同事務所から選出される「ジャニーズ枠」だ。
例年、紅白の「ジャニーズ枠」は5~6組。昨年はジャニーズ事務所からKinKi Kids、関ジャニ∞、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の6組が出場している。
はたして今年の紅白はどうなるのか。あるNHK関係者はこう証言する。
「9月11日の『クローズアップ現代』でジャニーズの性加害問題を特集するなど、NHKは民放よりも厳しい立場を取っている。よほど抜本的な改革案を出さない限り『ジャニーズ枠ゼロ』で行われるでしょう。また、スケジュール調整の必要から、例年10月中旬には出場歌手を固めるため、タイムリミットが迫っている。ほぼ確実に、今年は司会を含めて『ジャニーズ完全排除』の紅白となりそうです」
こうした中、NHK内では続々と他事務所所属の歌手に“初出場当確”のランプがともっている。
「今年に入りYouTubeやTikTokで数十億再生されている4人組ガールズグループ『新しい学校のリーダーズ』の出場は間違いない。人気を支える若年層はもちろん、彼女たちの代表曲『オトナブルー』は昭和歌謡曲を彷彿とさせる曲調で中高年ウケも見込めます。演歌界では真田ナオキが今年発売の『酔えねぇよ!』で当確ですね。彼は吉幾三の愛弟子で歌唱力抜群の上、ジャニーズタレント顔負けの超イケメン。ジャニーズ不在の紅白でひときわ輝いてくれるでしょう」(前出・NHK関係者)
発表を待ちたい。
(塚原真弓)