コストコで購入したポテトチップス、Hardbiteの「スパイシーディルピックル」1378円。これがもぉ、ハーブの「ディル」がガーン、ピクルス的酸味がブワーッ、と、パンチが効きすぎる味で1袋625g。完食できる自信が正直なかった。
でもせっかく買ったし、しける前に大量消費する方法はないのか考えていた時に、ネットで見つけたのがポテトチップスをポテトサラダにする、というもの。酸味はすでに十分、そして薄いんだからジャガイモを茹でたり蒸したりして潰す手間もいらない。イケる! ということで、さっそく作ってみました。
作り方としては、牛乳適量(鍋の深さ3~5ミリぐらい)、バター5g程度を鍋にかけ、バターが溶けたところでポテチ2つかみぐらいを投入。程よく柔らかくなったところで、IKEAのマッシュポテトの素「ALLEMANSRATTEN(アレマンスレッテン)=Rの後のAの上に‥=」を、ポテチのほぼ倍量、彩り用にニンジンの切り刻んだものを一緒に投入。中火で焦げないように混ぜながら約5分、全部が溶けて、ちょっとトロトロぐらいの固さになったところで鍋をおろし、冷めたところで刻んだゆで卵と、またもやIKEAの「GURKA INLAGD(刻みピクルス)」を混ぜ込んで、上からまたピクルスをかけたら完成!
いざ作ってみたら、マヨなし、塩コショウなどの味付けなしでポテトサラダになった!一般的なポテトサラダに比べ色が褐色なのは、ポテチが揚げたイモなのと、ポテチについていたスパイスやハーブなどのせいだと思われます。
そして作ってわかったこと。ポテチだけでポテトサラダを作ろうとすると塩味強すぎ。今回のポテチに関してはハーブも強すぎなので、マッシュポテトの素や茹でたじゃがいもなどを混ぜて味のバランス調整を。そして、色が若干ベージュなので、トッピングのピクルスとか刻んだニンジンなど、何か色合いがあるものを混ぜたり乗せたりした方がおいしそうに見える気がします。
そして一番肝心なのはポテチの量。しける前に、と思って、大量に鍋に入れると、当然マッシュポテトもすっごい量が必要。早く消費したい、と思ったとしても、1~2つかみぐらいにしておくのがおすすめです。
完成したものを食べてみると、酸味は加熱したせいで飛んだのか、マッシュポテトの素と混ぜたからなのか、ポテチ時代の強すぎる酸味はほぼなし。同じく強すぎるハーブ&スパイス感も程よい程度へと変化。むしろIKEAのピクルスの甘酸っぱさがいい感じの、優しいけれどどこか複雑な、深みのあるおいしさになりました。あんなに“暴れていた”ポテチがここまでまろやかなおいしさになるとは。
今回はサラダとして楽しむつもりだったので、適度に柔らかく仕上げたけれど、もう少し煮詰めて硬めに仕上げたら、コロッケの中身としてもいけそう。ソースをかけなくてもいける、ハーブ&スパイス感溢れるイモコロッケになると思われます。
ポテチと、たまたま冷蔵庫にあったものを、鍋に入れて混ぜて冷ましてまた混ぜたら、なんかおいしいものができちゃった。という感覚の、ポテチのポテトサラダ。おかずを突然一品増やしたい~、とか、突然しっとり系おつまみ片手に飲みたい~、なんて時にも良さそうですよ。
(ロドリゴいしざわ)