10月1日放送の「まつもtoなかい」(フジテレビ系)にゲスト出演したSexy Zone中島健人に称賛の声があがっているようだ。
この日の放送には、中島が10代の頃からリスペクトしている東方神起のユンホ、チャンミンも出演。番組後半では2009年にリリースされた東方神起の名バラード「Stand by U」を中島たっての希望で3人が一緒にアカペラで歌うシーンもあった。しかし、自称コアなジャニーズファンの間では、中島がMCの中居正広と話していた内容こそ「今このタイミングで素晴らしい展開になった」と話題になっているようなのだ。
なぜなら中島が「ジャニーズの実情」を明かしたから。
中居から「韓国と日本のアイドルの違い」を質問された中島は「僕らの会社は、トレーニングみたいなのがなかったじゃないですか。ダンスレッスンとかもほぼなくて、いきなり現場に行かされて、そこで振り付けを2時間とかで覚えて、もうステージで(披露する)っていうことが多かったんです」と切り出し、中居が「え、そうなの?」と言いたげな表情を浮かべていることに気付くと「先輩は違います?」と確認要請。中居は「先輩(中居自身のこと)、ちゃんとレッスンしましたよ」と、自身はレッスンを受けたと回答。続けて「ダンスレッスンは(やったの)?」と聞くと、中島は「全くないです。『今から1時間後にMステ出て』とか(電話がかかってきた)。その時は高校の帰りだったんですけど、カラオケ行く予定だったのに『ごめん今からMステで』っていうのはありました」と、事務所に入ってから時間も短ければ経験値もなく、ダンスレッスンさえないまま、ぶっつけ本番に近い状態で「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演していたと明かしたのだ。
中島はさらに「僕の時代は全部突然。歌番組出ろ、ライブ出ろ。いきなり『ドラマのオーディション明日』とか。めまぐるしかったですよ」と自身の経験を振り返ると、ユンホとチャンミンも「本当にサバイバル」と中島の話に感心する表情を見せた。
「中島と中居はお互いの話を聞いて驚いたのではないでしょうか。SMAPが大人気となったことでジャニーズ事務所がメディアに忖度されるようになったので、SMAP以前と以降ではジャニーズタレントの育ち方が違うんです。中居はあらゆるレッスンを受けてSMAPとして活動し始めたのに対し、中島が高校生だった12~13年前には、Jr.と呼ばれるほぼ素人がぶっつけ本番で音楽番組に出演して拙いダンスを披露しても、それがむしろ喜ばれる時代に変化していたんです。ジャニーズ事務所のあり方が注目されている今こそ、現在の事務所が若いタレントたちをどのように扱っているのか、中島と中居によって詳らかになったのではないかと、コアなジャニーズファンが話題にする気持ちもわかります」(女性誌記者)
また、「レッスンがないぶん、僕らの世代は見て、まねして、学んできたんですよ。SMAP先輩の楽曲を、僕らのJr.の番組でカバーさせてもらって、こういう楽曲があるんだって後輩が先輩の曲で学ぶんですよ」と事務所に対するフォローになる説明もした中島。これまでなら「ジャニーズ」と話すところを終始「会社」と言い換え、松本人志から「この短時間でここにいる全員を褒めた」「表回し」などと称賛されていたが、それだけ気が遣える中島なら、事務所が揺らいでも芸能界で活躍し続けるのではないだろうか。