秋元康氏が手掛ける「IDOL3.0 PROJECT オーディション」の最終結果が10月7日に発表され、最終合格者11名が決定。グループ名が「WHITE SCORPION」になることが明かされた。
同グループ名は純真さや誠実さ(WHITE)を持ちながらも、強さ(SCORPION)も兼ね備えているという意味。若いファンの間からは命名の理由に納得したという声や、通称は「ホワスコ」になるのではといった推測もあがるなど、おおむね歓迎ムードのようだ。
その一方で、ある年代より上の層からは、このグループ名に違和感を抱くという反応も少なくないという。よもやWHITE SCORPION(白いサソリ)という名称に、不吉なものを感じているのだろうか?
「このグループ名を聞いてデイヴィッド・カヴァデールやシェンカー兄弟といった名前を思い付いた人たちの多くは、50代超の中高年層でしょう。というのも古い音楽ファンにとってWHITE SCORPIONという名前は、アイドルグループというより、ヘビーメタル/ハードロックバンドに聞こえてしまうからです」(音楽ライター)
今回の名称を聞いて、ホワイトスネイクとスコーピオンズが合体したような名前だと思った音楽ファンは少なくないはず。両グループは1970~1980年代に世界的な成功を収め、日本でも数多くのファンを獲得していたのである。
これがWHITEだけだったら、さすがにバンド名に結び付けて考える人はほとんどいなかったはず。しかしSCORPION(サソリ)とくっついてしまうと、どうしてもホワイトスネイクが想起されてしまうのも無理はないだろう。
「もしかしたら運営サイドに年配のスタッフが少なかったのかもしれません。ヘビメタ全盛期を知る音楽関係者なら『さすがにホワイトスコーピオンはないだろう』と反対するでしょうからね。そういった昔の音楽シーンを知らなければ、アイドルグループの名称に『スコーピオン』を使うのも斬新だと考えるのかもしれませんね」(前出・音楽ライター)
アイドル分野では、あえてロックバンドと共演することも珍しくない。どうせならホワイトスネイクとスコーピオンズの両方を日本に呼び寄せて、三者による合同ライブを開催してみるのもアリかも!?