俳優・二宮和也、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演を務める月9ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(フジテレビ系)の第1話が10月9日に放送され、大沢たかおのコメディタッチの演技に大きな反響が寄せられている。
今作は、クリスマスイブの1日に起きる出来事を二宮演じる「逃亡編」、中谷演じる「地方テレビ局編」、大沢演じる「レストラン編」の3つのパートを1クールかけて描く。第1話では、横浜で3代続く老舗レストラン「葵亭」のシェフ・立葵時生(大沢)がクリスマスディナーの仕込み中、逃亡中の勝呂寺誠司(二宮)が店に乱入。追いかけようとした時生が秘伝のソースが入った寸胴鍋をこぼしてしまう。
今回、大沢が演じるのはちょっぴりドジで情けないシェフ。演じるにあたって大沢は「お話の内容を聞いた時、こんなに挑戦したいと思える作品はないと思いました」「自分の俳優生命を賭けて臨む価値のある作品だと思っていますので、ご迷惑をおかけしないように精いっぱい頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。
大沢は大学在学中にスカウトされ、モデルとして芸能活動を開始。「MEN’S NON-NO」を始め「パリ・コレクション」でも活躍。その後、俳優に転向すると柴咲コウとW主演した映画「世界の中心で、愛をさけぶ」が興行収入85億円の大ヒットを記録。2005年の主演作「解夏」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞に輝くと、映画「イントゥ・ザ・サン」でハリウッドデビュー。その後も、主演を務めたドラマ「JIN‐仁‐」(TBS系)が話題になるなど、俳優として確固たる地位を築いた。
「大沢の役にかける思いは尋常ではありません。2019年公開の映画『キングダム』では、20キロ増量する肉体改造に挑戦。大将軍・王騎役を熱演して原作ファンから大絶賛の声が寄せられました。さらに現在公開中の主演映画『沈黙の艦隊』では、プロデューサー役も引き受け、原作者のかわぐちかいじ氏や防衛省にも足を運び協力を取り付け、空前のスケールで描かれる『沈黙の艦隊』を完成に導きました」(芸能ライター)
そんな大沢が「俳優生命を賭ける」と意気込む今作。今後の展開を見守りたい。
(窪田史朗)