松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(NHK)の第39話「太閤、くたばる」が10月15日に放送され、ムロツヨシ演じる豊臣秀吉の鬼気迫る最期が大きな話題となった。
誰もが知る戦国時代の英雄・徳川家康(松本)の生涯を新たな視点で描く今回の大河ドラマ。第39話では、秀吉と茶々(北川景子)の間に秀頼が誕生。家康の説得で明国との間に和議を結ぶも、その和議が偽りであることを知った秀吉は激怒して朝鮮への再出兵を命じる。しかし、二度目の朝鮮出兵の最中、秀吉はついに最期を迎える。
そんな中、秀吉、家康の2人が対峙するシーンが、多くの視聴者の心を打ったようだ。
「石田三成(中村七之助)の前では、最後の望みとして“民の幸せ”を願うそぶりを見せた秀吉。しかし、家康の前では“民の幸せ”などどうでもよく、ただ我が子・秀頼の幸せを望むのみ。秀吉の身勝手な振る舞いに『こんなにめちゃくちゃにして放り出すのか!』と、家康は怒りを露わにします。すると秀吉は『なーんもかんも放り投げて、わしはくたばる。あとはおめえがどうにかせえ』といって高笑いをして死んだフリをする…。ムロ演じる秀吉の演技は圧巻のひと言でした」(芸能ライター)
SNSではこの演技に「弱っていく秀吉の姿のあの演技圧巻でした!」「ムロさんお疲れ様でした!」などの声が寄せられている。
2021年に映画「マイ・ダディ」で念願の主役を務めたムロツヨシ。今作「どうする家康」で秀吉を演じ、休む間もなくGP帯ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(フジテレビ系)でも主演。もはや、バイプレーヤーとは言わせない。
(窪田史朗)